menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

戦略・戦術

第41話 「TIBORで銀行金利率を下げよ!」

強い会社を築く ビジネス・クリニック

 市場変動性金利についてお話します。
 

 「タイボ プラス スプレッド」と私は経営指導の中でも経営者の方々にお話します。皆さんが銀行にお支払の支払い金利率の事です。
 
 「タイボ プラス スプレッド」の金利率の方式で資金を調達しなさい、とアドバイス申し上げています。
 

 未だにこの事が理解されていない方々が多数、この世の中にいらっしゃり、高い支払金利を支払っている中小企業の方々が多いのです。
 

タイボ TIBOR 東京銀行間取引金利
 

 平日の日本経済新聞の19ページあたり、マーケット総合2のページの右側に主要指標の中の短期金融市場欄に毎日、出ています。
 
 1週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年と掲載されています。
 
 スプレッド・・・・・上乗せ金利の事を言います。
 

 よって、タイボ プラス スプレッドとは、タイボ金利に銀行が上乗せ金利を乗せて貸しましょうという金利率なのです。
 
clinic41_01.jpg
 スプレッド、上乗せ金利率は定めがありません。
 
 銀行と皆さんの関係で決まるのです。交渉力なのです。正に社長、財務担当役員の力が試されるのです。ハードネゴシエーション(厳しい交渉人)になって欲しいのです。
 

  例えば
 

    1週間ごとに計算して借りる場合
    (銀行が計算してもってきてくれます)
 

      0.18455 + 0.1 = 0.28455
 
      TIBOR プラス スプレッド
 
     となるのです。
 
 「先生! スプレッドが0.1ですって、そんな低いスプレッドってあるのですか・・・」という声がありそうですね。
 
 「君のとこはスプレッドはいくら・・・」
 
 「我が社は0.5 コンマ 5です」
 
 「我が社は0.3 コンマ 3です!」の答えが聞こえてきるようですね。
 
 「私の指導先で今や0.1コンマ1を切っています。0.08です」
 
 ですから0.26で借りているのです。決して上場会社でも大企業でもなく、自己資本比率も23%しかない会社ですが、ちなみに平均金利は
 

  長期平均金利率  0.48
 
  短期平均金利率  0.28
 
 で借りておられます。皆さん、しっかりと銀行交渉してください
 

 

第40話 「賢明なる二代目経営者」前のページ

第42話 「良い投資と悪い投資」次のページ

関連セミナー・商品

  1. 「第37期 後継社長塾」

    セミナー

    「第37期 後継社長塾」

  2. 社長の財務戦略

    社長の財務戦略

  3. 井上和弘『経営革新全集』10巻完結記念講演会 収録

    音声・映像

    井上和弘『経営革新全集』10巻完結記念講演会 収録

関連記事

  1. 第67話 「得意先の倒産に備えよ!」

  2. 第84話 TPP問題、私は賛成者なのです

  3. 第20話 ハイパーインフレに陥る 5つの条件

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年5月1日号) 

  2. 第59回「始まりと終わり」

  3. 「日本版」はどう進展するのか?

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第142回 『スタッフ・ミニマム』
  2. 経済・株式・資産

    第119話 関税連発、強気の裏にトランプの焦り
  3. 社長業

    Vol.145 「我社の変化、革新をスピードアップさせる」
  4. 社長業

    Vol.168 マレーシア・シンガポール弾丸視察レポート
  5. 経済・株式・資産

    第70回「懸念される株価バブルの崩壊」
keyboard_arrow_up