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マネジメント

第161回 『論理の糸を通す』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

 
「アメリカ人とうまくつき合うコツは何ですか?」
と、ときどき質問されることがある。
 
私自身、人に教えるほどの資格はないが、
どうしてもと乞われたら、
次のふたつをアドバイスすることにしている。
 
ひとつは、Yes,No をはっきり言うこと。
もうひとつは、話の内容や展開を理論を中心にして行う
 
…という点である。
 
日本人のあいだでは、
「言外の意」とか「腹と腹で話す」とかいう感覚が
結構働いていて通用しているが、
相手がアメリカ人の場合、
これは全く通用しないと決めてかかった方が無難である。
 
そして、日本人を相手に話すよりも、
《論理》の糸を一本きちんと通す必要があるようで、
それをしないと話がこんがらがってしまう。
 
反面、日本人の場合、
滔々(とうとう)と《論理》中心で話すと、
「あいつは理屈っぽい」と嫌われる向きもあるので、
感情や婉曲話法のオブラートで包む場合が多い。
 
とくに相手が年配の方のときは、余計そうである。
 
「オレはオレのアプローチで行く」と居直る人もいるが、
要は、相手に理解してもらわなければ何にもならないので、
相手の国民性・個性にマッチしたコミュニケーションの仕方を
工夫しなければならないと思う。
 
 
 

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