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マネジメント

第23回 『現状否定・対策肯定』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

一流と呼ばれるリーダーは、「5つのK」を備えているもので ある。

ひとつめは「肯定」、2つめ「謙虚」、続いて「価値観」「感性」 「向上心・向学心」…それぞれの頭文字のKである。
この「5つのK」は、時代や環境がいかに変化しようとも妥協してはならない点である。


まずは、「肯定的」ということについて考えてみたい。

“商品の差別化ができていない、広告宣伝が足りない、営業マンが不足している…だから売れない”云々、
すべての局面におい て、このように否定的にとらえる「だからダメ族」という人種が存在する。

一方では、“確かにしんどい。だけどどういやったらできるか、もう一度考えてみよう”という、
「どうしたらデキル族」タイ プの人もいる。

伸びる人材、伸ばすべき人材は、
この「どうしたらデキル族」、つまり、肯定的にものを考える人材である。


ここまでは多くの人が指摘しているし、様々な本にも書かれている。
だが、この段階までの理解にとどめては、前に進むことは 難しい。

一流のリーダーを目指すからには、
何が何でも肯定的にとらえるのではなく、「現状否定・対策肯定」ということを強く意識したいものだ。

では、「現状否定・対策肯定」とはどういうことか。

  “いまの立地でいいのか?
    いまの品揃えでいいのか?
      いまの価格設定でいいのか?
        いまの人員配置で?
          いまの売り方 で…?”

云々、現状否定とは、現在の姿を疑問視し、クエスチョン・マークでとらえるということである。

もっとも、現状が良くないときは否定しやすいし、誰にでもできることだ。
だが、現状が比較的順調だと、なかなか否定の目ではとらえられないものだ。
もちろん、ここでいう現状否定とは、いい時でも否定の目で見る習慣を身につけることである。

ただし、現状を疑問視し否定してはみたものの、そこでストップしてしまっては、二流、三流のリーダーで終わってしまう。
“どうしたら改善できるか、どうすればよくなるか…”。そこで、対策肯定が大切になってくる。
一流のリーダーを目指すからには、この「現状否定・対策肯定」という姿勢をいつも保ちたいものである。



新  将命     

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