2013年を振り返ったとき、非常に大きな出来事があった年と、言っても過言ではないのかもしれません。
- 自民党の政権奪回(実際は2012年年末ですが)
その影響で
- 円安 約22%
- 株高 約150%
- 日銀の金利ベースからマネタリベースへの変更
- 消費税率アップの決定
- 東京オリンピックの決定
- ネット不祥事
主なところで、この7つが印象に残っています。個人的に注目している一つが、マネタリーベースになり、市場に銀行からお金が流れデフレが克服するか、世界初の試みがどうなるのかです。その部分は、専門家にお任せするとして、今年びっくり現象の一つが「ネット不祥事」です。
アイスクリームのケースに入ったり
お店のものを食べているところを投稿したり
ハンバーガーのバンズ(パン)の上で寝ているところ投稿したり
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及とともに、目立ちたいというのがエスカレートしているようです。目立つことは悪いことではないと思いますが、このような非道徳的なことではなく、違った方法で目立つことができるのにと思います。
では、どうするとこのようなことを防げるのか?
たぶん防御策としての方法は、専門の方がいろいろしていると思います。私は、違う方向から書きたいと思います。
良い人材の企業にするには、2つあるように思います。
一つは、「良い人材を採用すること。」
もう一つは、「変なことをしない環境を作ること。」
「良い人材を採用すること。」については、第8回に書きました。
http://www.jmca.jp/column/keizoku/keizoku8.html
これに対して、もう一つ付け加えるなら、
【あなたの会社の良い人ってどんな人ですか?】
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これを明確に書き出していないと、「よく働く人」 「成果の出す人」 「周りをなごませてくれる人」 「リーダーシップのある人」と、スーパーマンみたいな人を探してしまいます。書き出すと、何が大切で、何を優先すると良いかがわかります。その中に、ちゃんと「人間性」が入っているかも再確認したいものです。
もう一つの「変なことをしない環境を作ること。」
自転車を放置してある場所は、さらに自転車が増えるそうですし、落書きのあるトイレは、落書きが増えるそうです。このことから、ニューヨークは、街をキレイにして犯罪率を下げることをしたという有名な話があります。
人は、環境に左右される動物なので、環境により、悪さをしたり、環境により、良いことをしたくなったりというのがあるのです。なので、イタズラや悪さをしない環境作りを社内ですることをしていかないといけないと思うのです。
ある会社では、ミーティングで、良い話(感動する話)を朗読したり、他の会社では、定期的に、感動する映画を見たりするところがあります。世界一のテーマパークは、自分たちの過去の出来事で感動の話を先輩が後輩に伝えているそうです。
感動する場を作ろうとするところに、悪さは生まれにくいようです。一朝一夕ではできないことですが、今からでもやるべきことのように思います。
そして、定期的に、社員みんなで下記のシートを書き、面談すると、すれ違いがなくなります。
【立場を逆転して欲しているものを考える】
参考になれば幸いです。