同じ場所を定点観測していると、進化、進歩がわかります。
台北も何度も行っていると、変化を感じるところがあります。
その一つに、無人化が進んでいるということです。
今後、世界は『無人コンビニ、無人レジはドンドン増えるだろう!!』
と思うのです。
台北に「大潤發 迷你站」というコンビニがあり
そこの無人店に行ってみました。
(台北のあちらこちらで見かける、無人コンビニ
このタイプは中国でよく見かける)
(店内の無人レジ)
この仕組みで良いのだから、今後世界中に広がるかも知れませんね。
自動販売機では足りない商品アイテム数。
コンビニほどのアイテム数はいらない。
だいたい、300アイテムくらい。
それなら、バーコードリーダーで決済の
中国で浸透している、簡易無人コンビニは、ありですね。
人手不足を解消できます。
そして、台北で面白かったのは
1人、門番みたいな人がいたこと
これでも、1人で済むからありですよね。
(右にいる、女性がわからないことや困ったことがあると助けてくれる)
台北無人のコンビニの映像
台湾の様子
ソウルにも、無人の波は来ています。なにせ1997年からの20年間で平均賃金が2.5倍になっている国ですから、賃金上昇の対策として、機械化を進めるのはわかる気がします。
日本は、先進国の中で唯一、賃金が下がっている国なので、
どうも、生産性を上げるのに、無人化や機械化の発想よりも、人を投入してなんとかするというのがまだ、多くの経営者の思考には入り込んでいる気がします。
ソウルの友人の知り合いが、調剤薬局に勤めていて
その店舗には4人の薬剤師さんがいたそうです。
そのお店に、調剤のロボット(機械)が入り、機械を覚えるようにといわれ、みんなで操作を覚えると
3人が解雇になり、1人になったそうです。
人件費が高い韓国では、そうなっていくのでしょう。
そして、日本もその波が来るはずです。
というよりも、人件費の高騰が日本にもやってくるはずですから、生産性を上げるという発想がない経営者は、まちがいなく、会社を潰す可能性があります。
(ソウルにある、セブンイレブンの無人店舗)
(ソウルにある、無人カフェ、20店舗くらいある)
日本のローソンも
無人コンビニを今年の7月から実験店舗運営を開始すると発表。
無人コンビニは
世界で広がって行きそうです。
そして、無人まででは無くとも省人化として
先日のオーストラリアでは
スーパーのレジは98%、無人レジになっていますし、
日本でも
ユニクロのファーストリテーリングのグループ
GUのレジに行ってきたのですが
(GUのレジがすごいよと聞き、すかさず行ってみました)
3点ほど買い物をして
GUのレジにある扉を開けて
商品を投入すると、瞬時に、価格が出てきます。
商品にはすべて、ICタグがついてました。
この価格が下がると、これはすごいレジが早く便利になると思います。
今後、数年、レジやコンビニでは、劇的な変化が起こりそうです。
映像、画像
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これから、世界の流れに合わせ日本でも、長く働くという長時間労働は出来なくなります。
そして、時間あたりの賃金は上昇していきます。
その時に、経営者は、生産性を上げる、つまり時間あたり、1人当たりの利益を上げられる発想がないと、必ず、会社を潰すはめになります。
なので、意識したいのは、生産性。
そのためには
・集中力を上げる環境を作る
・販売価格を上げる(付加価値、利益率のアップ)
・省人化のために機械化を考える
これをぜひ、研究すると良いと思います。
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