ドバイ、アブダビ、ヨルダンの死海に行ってきました。
今回の視察ですごく勉強になったのは資本主義の行く末です。
資本主義は、資本つまり、お金を集めて商売をします。
それが自己資本か、他人資本かは別としてお金を使って商売をし始めます。
なので、お金を集めるために何をすると良いか?
それは、人を集めると言うことです。
どうすると人を集められるか?
これが商売には一番重要なポイントです。集客も、優秀な人材も同様です。
人を集めるには一番のポイントは「一番を作る」です。それが前回お伝えしたことです。
しかし、一番は注目を受けやすいですが
そうすると、
すぐに次の一番が出てきて、また、一番になるために、どんどん、熾烈な競争になります。
これが、資本主義の一番怖いところです。
そして、疲れます。
では、特に中小企業はどうすると良いか?
それは、「力相応一番」が良いのです。
注目を浴びる一番
「売上日本一」
しかしそうではない
「売上愛知県一」これでも印象は残ります。
しかしそうではない
「売上○○町一」でも良いのです。
売上に固執しなくとも「バラの種類が愛知県一の品揃え」でも良いですし、「湿布(シップ)の種類神奈川県一」というドラッグストアーでも良いです。
何かの一番、力相応一番を作ることにより競争ではなく、共生という世界に入ると
疲れない資本主義になっていくと思うのです。
そんなことを、つくづく考えるきっかけになったドバイだったのです。
それでは、街中の様子を写真と共に
(1) 飛行機の機内で驚いた対応
はじめてエティハド航空というアブダビの航空会社に乗ったのですが機内で対応できる客室乗務員の言語種は、12カ国だそうです。
英語、日本語、タイ語、中国、スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語、アフリカ語、ロシア語、ウクライナ語、フランス語、アラビア語。
突き抜けるなら、これくらいやらないといけない。ここまでやるから、世界中から人が集まるハブ空港になれるのですよね。
(2) 深層意識が組織の方向性を左右する
空港に、いたるところにベビーカーがある、こういう目に触れるところに、
何があるかで潜在意識に働きかけて、子供を産み育てる意識になるのだろう。
日本は、見るものが、お年寄りに優しく、子供連れに、優しくなくなり、それが潜在意識に入り込み、少子化になっているのかも知れません。
(3) ビジネスには二通りある
客層を、目の前に合わせるのと、自分たちに合せてもらう
空港にあった仮眠室。1時間 14ドル良い価格付けです。
これは、目の前の人の要望に合わせて作るビジネス。
iPhoneなどは、企業側が考えて、市場に流すパターンです。
(4) 電気がすごい
建物がキレイにイルミネーション。どこだろうと聞くと、大統領府だとか、ビックリ、役所関係がイルミネーションとは。
(5) 有名な7つ星ホテル
エミレーツパレスホテル。
すごい大きさです。しかし、サービスはどうかな~と、つくづくサービスと施設が両方ともが良くて、はじめて良いホテルになると痛感。
このホテルは、映画セックスアンドザシティ2の舞台にもなったホテル。大きいことが良いことではなく、きめの細かいことが良いことだな~と、つくづく感じる。
(6) 市場を選ぶなら1億2000万人と900万人ならどっち?
答えは、900万人のアラブ首長国連邦を、ハンバーガーのシェイクシャックは、選んだのです。
神宮で11月にオープンにした、シェイクシャック。
今も1時間待ちが当たり前のようですが、UAEには、すでに10店舗できています。
日本は1店舗。この違いは何なのでしょうか?
それは市場の魅力の違いのようです。商売は現在だけを見るよりも、将来どうなるかを考えます。
だから、日本の将来よりUAEの将来の方が可能性を感じたと言うことでしょうか?
それならば、ちょっと寂しいことですね。