実際、ホテル、飲食、タクシー、お店の販売員などいろんな人に聞きましたが、中国人、カンボジア人、フィリピン人、ネパール人、パキスタン、スリランカ、タイ、インド、ロシア、ニュージーランド、オーストラリアと本当に、外国人で回している国なんだと痛感しました。
日本も、将来、就業者人口が減り、働く人の人数が足りなくなる恐れがあると言われていますが、外国人ばかりになるとは思えませんが、ある程度は増えると思うのです。それはどのような感じなのかを、体感するために、ドバイを見に行くのも良いかも知れません。
外国人をたくさん取り込むにはどうしたらよいか?
これは、資本主義で最も大切な集客をどうするか?に通じます。ですので、特にドバイは集客するにはどうすると良いか?を、いろんな角度で検証できた視察でした。
どういうことか?
資本主義は、お金を集めて商売をします。それが自己資本か、借り入れか、出資してもらうかは別として、お金を用意するには人(お客様)を集まる何かがないといけません。
人が集まるには「一番を作る」というのが最も良いようです。
世界一高いビル、バージカリファ (828メートル)
そこに併設されている、ショッピングモール、ドバイモールは
世界最大のショッピングモール。(1200店舗ある)
などなど、とにかく一番が多いのです。
「1番と2番の差は、2番と100番の差より大きい」と、言われるように、印象の違いがありますから、1番作りは、すごく重要になります。世界一高い山はすぐに答えられる人が多いが2番目は言える人が少ない。
日本一高い山も答えることできるが、2番目は言える人はやはり少ない。日本一の富士山と2番目の北岳は583mしか、違わないのに認知度はすごく違います。世界一のエベレストと、2番目のK2とは、237mの違いなのに2番の山と言っても認知度が低いのです。
しかし、そこで、資本主義の行く末も垣間見た気がします。
一番を競うと、どうしても次が出てきます。現に、バージカリファよりも高いビルを作ると、隣の国のサウジアラビアが発表していました。1km、つまり、1000mのビルを作るようです。
競争は、どんどん競争になり、行く末はどうなるのでしょうか?
だから、競争ではないことを考えていかないと、特に中小企業は大変になりそうです。
次号に続きます。