事業計画をフリーキャッシュフローで予測する
3つ目のキャッシュフローが、「フリーキャッシュフロー」です。
フリーキャッシュフロー(FCF)は、営業活動で稼いだキャッシュから設備投資などを引いた後に“自由に使えるお金”のことです。
たとえば、会社の今後の資金状況を説明するときに使います。
「今期は、営業で5,000万稼いでいるけど、工場の機械の入れ替えで2,000万出ていく。差し引き3,000万がフリーキャッシュフローとして、自由に使える予定だ」
フリーキャッシュフローの金額が多ければ、借入金の返済や、人材採用、設備投資への準備ができます。
逆にフリーキャッシュフローが少なければ、人材や設備を補強するのに、外部からの資金調達が必要となります。
社長としては、将来のフリーキャッシュフローを予測して、今後の設備投資や人材採用など経営判断を見極めなければなりません。
新規事業を検討する場合にも、事業計画において重要なのが、投資によって、将来的にどれだけのフリーキャッシュフローを生み出せるかという点です。
営業活動で得られるキャッシュから、必要な投資を差し引いて、自由に使えるお金がしっかりと残る見込みが立たないと、事業計画は実行に移せません。
ビジネスの将来をキャッシュフローで検証していますか?

































