menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

人間学・古典

第十話 「精神一到」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

“陽気発するところ、金石もまた透る。精神一到、何事か成らざらん”

 発生の気が働けば、金石でも貫くという、精神を集中させれば、どんな困難なことでも
成し遂げられないことはない、という意味だが、この心は私の頭に焼き付いている。

というのは、子供の頃、母から言われた一言である。

“隆一は酉年だが、この年生まれの人間は、われもこれもと手を出して、中途半端で終わってしまって、
成功しない。これから十分注意しなさい。”

この文句が、私の頭に焼き付いているためか、いまだに一点主義に徹している。 

 たとえば、二十歳のとき始めた生涯学習計画にしても、十年一科目と定めて、
法律、哲学、経済、経営を三十年学んだり、あるメーカーの再建に協力したときは、
過大は借金返済に集中攻撃を加え、五年計画を三年半で完済してしまったなど
集中、熱中の場であったと思う。

“一時に因らざれば、一智に長ぜず”と言葉が、従容録にある。

一つの事柄に心を集中しなければ明快な精神、働きは期待できないという意味だが、
ことわざに“一心は二用する能わず”とあるとおり一心を二用しようとするから成ることも成らなくなる。

私は会社再建に当たったとき“入るを計って出るを制す”とあるが、入るを計らなくともよいから、
出ずるを制すべしと号令をかけた。

 


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

第九話 「目的と注意力」前のページ

第十一話 「トップ不可欠の任務」次のページ

関連記事

  1. 第八話 「徳は業の基なり」

  2. 第二話 「リーダーが自分を弱くするものは」

  3. 第二十五話 「松柏は霜を受けても」

最新の経営コラム

  1. 第7回 新規の売り物・売り先が10%以上占めており、売上総利益を落とさない会社

  2. 第24話 政府が推進する「人的資本経営」と中小企業の人事戦略

  3. 第253回 社長の一問一答「男性社員の育児休暇取得について」

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 人間学・古典

    第130講 「論語その30」 学びて思わざれば罔し 思いて学ばざれば殆し
  2. マネジメント

    第2回 『人気』と『人望』
  3. マネジメント

    挑戦の決断(42) 新しい国の形を求めて(徳川慶喜 中)
  4. 仕事術

    第98回 花の名前も分かる!Googleレンズがすごい!
  5. マネジメント

    第四話 トコトン尽くせ(でんかのヤマグチ)
keyboard_arrow_up