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人間学・古典

第三十四話 「一利を興すは一言を除くに如かず」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

一利を興すは一言を除くに如かず。一事を生ずるは一事を減ずるに若かず”
即ち、一つの利益のあることを始めるよりも一つの害を取り除く方がよく、
一つの事を新しく始めるよりも無駄な一つの事を減らすほうがよい。


この言葉は、中国、元の耶律楚材が常に口にしたものとされている。
即ちひとつの利益のある事を始めるよりも一つの害あることを取り除くがよい。
また一つの事を新しく始めるよりも無駄な一つの事を減らす方がよい。の意味を私も体験している。

だいたい現代の会社経営にしても、過去の損害、過失を改めることなく新たな事業を始め、
過去の損失をそのままにして利益のある事を始めて再び杭を残している。

幾つかの会社を危機を救った私は、売上を増やせ、利益を生み出せ、などと号令をかけたことはない。
会社の基礎を危うくしているもの、事を探しだしてそれを除き、無駄になる便箋一枚にも苦言を呈した。

そのため批判、抵抗、悪口、雑言など散々受けたが耳を傾けることなく過去の過ちを再び起こさないことに努めた。

たとえば不良品在庫を探し出し廃品回収屋さんに売り、その僅かなカネを莫大な借金返済にあててよからぬ
陰口をいわれたりなども忍んだことなどが思い出される。巨額な借金もチリが積もって山となったもの、
その山を崩すだけでも、会社は生き返ると思えば僅かな節約にも張り合いがでてくる。小を侮るから大となる。
一億日の始まりも一日と考えることが大を成す。道を考えるべきではなかろうか。


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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