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人間学・古典

第十七話 「国(会社)の将に亡びんとするや」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

“国(会社)の将に亡びんとするや、本先ず倒れて、
              而る後に枝葉之に従う”(春秋左氏伝)

 (木の根本が倒れると、枝葉がこれに続いて倒れる。
国家においても根本となる礼が失われてくると、それは必ず国の滅亡につながる)

 その昔、企業の存亡を賭けた労資の対立があった。先鋭化した分子の戦法の一歩は欠礼に
あったとも思われた。それぞれが礼を欠くことによって組織の分断を計るというものであったように
思われる。組織が分断されれば社員の団結は失われ、組織としての力は失われることになる。

 私はある会社に入ったとき、一部の勢力に味方せず、会社に味方せよと呼びかけ、
礼儀作法を自ら示して社員に呼びかけたことがある。

 社員が経経営者に礼を欠き、経営者が社員に礼を欠くように会社が存続した例は聞いたこともない。
“貞観政要”は唐の名君太宗の洛世を書いたものだが、このなかに、人の上に建つものは
奢多に走らず、臣下の諌言を用いること、つまり、国民、臣に対する例を述べたといえるもので、
次のような記述もある。


 “人民を搾取して贅沢な生活をするのは自分の身体の肉を切り割いて
自分で食ってしまうようなもので、満腹したときは自分が死んでしまうだろう”

 人民は働いて人々の生命を保つ役割を果たしてくれる者、それに対す例といえるものである。

 貞観政要の二本の柱といえば、人民に対する礼と臣の諌言に対する感謝の礼に
尽くされているように思われる。


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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