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マネジメント

第146回 『視点を変えれば、No! からも話が始まる』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

 
どんなイヤな上司でも、敵に回してしまってはいけない。
とくに、「できません」「むりです」などの全面否定の言葉を口にしたら最後だ。
 
何でも受け入れろ…というわけでない。
「No!」を、別の表現で伝えるコミュニケーション術を身につければいいのである。
 
単純に「これ以上はムリです」といっても、上司は納得しない。
こういう場合は、上司の足りないところを補うのが部下なのだ…と、視点を変えよう。
 
現場を知っているのは、自分なのだという誇りを持てば、
現場を知らない上司を精神的に超えられる。
そのゆとりをバックグラウンドに、上司の命令を実現するための、
具体的な方法やアイデアを考え、提案する形にしてみよう。
 
そのアイデアを、「人を見て法を説け」の原則をふまえて、上司に伝える。
 
たとえば、上司がコスト重視派なら、
 「こうすれば、コストが15パーセントは削減できます」
などと、コスト的な利点を強調する。
 
また、上司が人間関係を重視するタイプなら、
 「こうすれば、課の中の風通しが良くなり、チームワーク向上につながります」
という具合である。
 
やることはまったく同じである。
ただ、上司のタイプや価値観によって、「押すボタン」を変えるのだ。
 
 
P.F.ドラッカー氏は、こう言っていた。
 「上司をマネジメントする方法は、実のところ、かなり簡単だ。
  上司の強みを上司の強みを生かすべく接すればいいだけの話なのだ。」
と。
 
 
 

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