今号では、インターネットも実存する商売も、実は、そう変わりはないと言うことをお伝えしますね。
では、一歩進んで、どうして「あの店」は儲かるのか?
そう、 あなたが思い浮かべた「あの店」です。
++++++++++++++++++++
友人「松野、辛いもの好きだったよね」
連れて行かれたのは、大阪の天神橋商店街の外れ。
月・水・金の11時30分~13時30分までの営業時間で、
その日の分が売り切れたら終わりらしい。
看板には「辛口料理」とだけ小さく書かれている。
それ以外、お店を知るヒントがない。
雨が降ってる中、店先に15人ほどの行列が出来ている。
それだけでも興味津々だ。
お腹をおさえながら、顔をしかめて、汗を流して出てくる。
口々に「もう、無理」「やばいわ」などと言っている。
お店から出てくる9割の人が、こんな状況だ。
怖いもの見たさもあり、期待(不安?)が高まる。
並ぶこと35分、ついに店内へ。
お客の辛いものを食べる時の「はーはー」と言う息づかいと、
店内でカレーの入った大きな鍋をかき混ぜる音だけがこだまする。
その婆さんも一言もしゃべらない。
もちろん「ありがとう」も「いらっしゃいませ」も言わない。
異様な雰囲気である。
誰一人、話をするものはいない。
「カレー900円 たまご50円 お持ち帰りルー700円」
それだけの表示である。
一言もしゃべっていないのに、勝手に出てくるカレー。
まるで「さあ、早く食べな!」と言われているようである。
「え゛っ・・・・・・・・」
一口で、この店から出てきた客の気持ちが分かった。
半端な辛さではない。
ココ一番屋の5辛を平気で平らげる僕が言うのだから間違いない。
という親からの教えを守って、カレーを全部たいらげた。
席に座って、カレーが出てきて、食べ終わって、お金を払って、出て行く。
「やばい、無理。。」と呟きながら、汗をかいていた。
僕は、初めてのお客様である。
でも、怖いから外で待ってる人にちゃんと伝えた。
あんな辛いカレーを食わせるなんて??
何で行列ができるんだ??
客商売じゃないじゃないか??
そこで僕は「魔女カレー」と命名した。
あんなに苦しんだ(?)のに、
でも、なぜかまた、あのカレーが食べたくなる。
++++++++++++++++++++
この魔女カレーには、シナリオがあるって。
この婆さん自身は、気づいていないかも知れませんが。。
あなたの商売でも「儲かるシナリオ」の存在に気づいていなかったり。。
さて今回のまとめです。
2.わかりやすいルール(実質1つだけのメニュー)
3.希少感(看板なし・2時間・売り切れ)
あなたのビジネスにも置き換えてみてください。
まずは真似てみること
すぐに実践すること 」
それを、上手にインターネット上で機能させてあげるだけで、全国から注文が来たり、見込み客やお問い合わせが殺到します。
実は講演で話すと「場所を教えて欲しい!」ってよく言われるんですよ。
今度、講演でお会いした時はお伝えしますね。