今回は、今、話題のフィッシュバーガーの店『デリファシャス』を紹介します。青空(はるたか)のミシュラン2ツ星時をはじめ、十数年の修行を重ねた工藤慎也さんが開いたフィッシュバーガー専門店です。店名は英語のdelicious+fuckingの造語で”めちゃくちゃ美味しい”の意味だそうです。
雨の中、久々の中目黒に到着しました。ワンタン麺の名店『広州市場』を抜けて、10分弱歩いたでしょうか、GoogleMapのナビゲーションに従い、左に曲がって、しばらく歩くと、それらしい場所に到着します。

外観としては、イタリアンレストランのような雰囲気です。入り口まわりの写真をとっていると、「今日は雨なので、注文は中で伺います」と、“レオナルド”みたいな雰囲気のスタッフが、気さくに声をかけてきました。

今日は雨なので、順番待ちも二番目です。とはいえ、オーダーに時間を要するため、メニュー表を渡されて、しばらく順番待ちをします。10分ほどして、ようやくオーダーとなりました。
二人前は食べきれないですかと、尋ねると、いや、皆さん結構食べられていますよと。
目当ての煮穴子の天ぷらドックとフィッシュバーガーと、お土産にだし巻き玉子ドックを注文します。
今回は注文できませんでしたが、西京焼き最強バーガーなども面白そうです。
店内は、銭湯をイメージしたタイル貼りの内装で、盆栽やスケートボードが飾られたラフな空間です。キッチンの奥、一段上がったところに、カウンターとテーブル席があります。そんなに広い空間とは言えません。雨でなければ、かなり混み合ったことでしょう。

まず、煮穴子の天ぷらドックが到着です。千切りの胡瓜が添えてあり、ツメがかかってます。まあ、穴キュー巻きの再構築ですね。

煮穴子を天ぷらにするのがなかなかよく、テクスチャあるサンドで、事前期待以上にうまい。そして、さすがに、鮨屋がプロデュースだけあり、胡瓜の切り方がきれい。途中で天だしをかけてくださいと。
続いて、別注のコールスローを添えたフィッシュバーガー。本日の魚は昆布〆の目鯛。昆布〆することで、余分な水分を抜くためでしょう。

マリネしたキャベツを押し付け盛り付けます。多分、沢庵だと思いますが、テクスチャがかなり効いています。野菜、上にカリカリのフライ、出汁と豆腐のソースが良く合います。バンズは主張しないプレーンさで、ややぼそついた印象です。個人的には高速スチーマを採用したほうが、提供スピードもクオリティもあがるように思います。

お持ち帰りした、だし巻き玉子ドッグは、やや塩がきいただし巻き玉子がどーんとのっています。形は三角形で、上側のボリューム感を感じます。ソースは辛子のきいたマヨネーズ。
サプライズがあり、話のタネになり、手土産によいという商品設計です。
鮨屋が作る フィッシュバーガー専門店 deli fu cious (デリファシャス)
東京都目黒区東山1-9-13 1F
電話 03-6874-0412
→食べログ内ページ