menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

社長業

Vol.98 信頼性の証明を目で見えるカタチにする

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 自社の商品の品質やサービスの質に自信を持っている社長は多いが、それを証明する方法が弱いと、なかなか売れない。
 
 長年の取引先は知ってくれていても、新規や他業界の購買担当は、リスクを取りたくないし、慎重にならざるを得ない。
 
 彼らが納得する判断材料や上司に説明できる資料、それも客観的な証明の様なものが揃えられれば、商談は一気に進む。
 
 後は、実際に使ってもらう、体験する、試験的に導入する・・・などより踏み込んだ段階になる。機械関係者は特に工場見学も大きなウェイトを占めている。
 
 自社の商品がサービスという目で見てすぐ判らない場合はもっと工夫が必要だ。社員の資格や取引実績、教育レベル、設備などお客様の立場から見た判断材料をもう一度、洗い出してみよう。
 
 信頼を勝ち得た企業は「ブランド」という言葉を使えるが、中堅・中小企業は長い年月をかけ、知恵を絞って信用を積み重ねていくしか方法がない。
 
 自社の事務所、工場、ショールーム、カタログ、店舗、製品、名刺郵便物・・・お客様の目に触れるあらゆるモノと、まだ社内に埋もれている信頼の証明になるコトに光を当て「カタチ」にしてみよう。
 
 ベテランにしか売りづらい商品であるならば、まだまだ信頼性がカタチとなっていない。商品が上手に設計されている会社は、普通の若手社員が、いい成績を出せるようになっている。

 

Vol.97 販売の見える化前のページ

Vol.99 「女性社員を活かす上司」次のページ

関連記事

  1. Vol.46 取締役として登用していい人

  2. Vol.74 「インターンシップ」への取り組み

  3. Vol.53 「職務発明」への対応は出来てますか?

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

  2. 第七十八話 展示会後のフォローで差をつける「工場見学の仕組みづくり」

  3. 第219話 少人数私募債の相続対策

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 社員教育・営業

    第36講 事例を使ってクレーム対応の間違いと、最善の対応を学ぶ(5) ÿ...
  2. 戦略・戦術

    第233号 本格化するシニア通販
  3. マネジメント

    故事成語に学ぶ(37) 敵を知り己(おの)れを知らば百戦殆(あや)うからず
  4. マネジメント

    朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年4月24日号) 
  5. マネジメント

    第224回 「自己分析」が「気配りの名人」への第一歩
keyboard_arrow_up