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第45号 「ジョージ H.W ブッシュ」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

先月、私はある式典に参加するためにサンフランシスコにおりました。

その式典には大勢の著名人の参会者が集まり、とても盛大に行われました。
式典が始まる少し前に私は関係者用通路から舞台裏を通って席に着こうとしたところ、その舞台裏にて1人の老人が
手にしていた杖に寄りかかるように屈みこみ、苦痛の表情を浮かべているのに気がつきました。

私は"Are you all right ? "(大丈夫)と声をかけながら通ると、その老人は手を上げて
大丈夫であるジェスチャーをしたのでした。
そのまま私は急いで自分の席に座り、このやりとりのことはすっかり忘れていました。
しかし式典が始まると私の目に非常に驚く光景が映ったのです。

その光景とは先ほど苦痛の表情で屈みこんでいた老人は何とアメリカ第41代大統領の
ジョージH.Wブッシュ氏だったのです。私は思わず彼が舞台上がると"あ、さっきの"と声を上げてしまいました。

来賓のあいさつとして来たブッシュ氏は先ほど私が舞台裏でみた様子とは全く別人で
大観衆を魅了するような力強い声で20分ほどのスピーチをこなしたのです。
しかも姿勢もピンと伸び、表情も私が先ほど見た人物とはまるで別人でありました。

これは現場にいた人にしか伝わらないかもしれませんが、つい先ほどまで本当に
救急車でも呼ぼうかと思うほど顔色も悪く弱弱しく映っていた男がなぜ、この短時間でここまで豹変できるのか?
それは決して内面的なことだけを意味しているのではありません。

正直、私は日頃から心が体を支配していることを説く立場にありながら、
これほどまでに豹変する姿には正直驚かされました。

心が充足する時、体にもその変化がはっきりと表れる見本のような出来事でした。
ブッシュ氏のスピーチが終わると約5千人ほどいた観衆からは物凄い拍手と歓声が上がり多くの人が
スタンディングオベーションで彼のスピーチを讃えていました。
しかもブッシュ氏はその後の他の来賓の紹介中(約20分間)も決して椅子に座ることもなくずーと立ちっぱなしでした。
流石に歩くときには杖を使っておりましたが、なぜここまで人前に立つと強くなれるのか?と疑問を超えて、
私はある種の感動を覚えておりました。

アメリカの大統領をこなすほどの人となると皆この様なことができるのか?

それは分かりませんが何歳になっても気の持ちようで表情、体調まで瞬時に変えられるという事実を
目の当たりにできた貴重な体験であり、同時に私も今後の活動に大いに学ぶことがあった式典でありました。
そして誰もがこの様な能力を持っていると信じております。

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