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第87号 努力してダメなら視点を変える!

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

現在、私はプロアスリートからビジネスマン、主婦までかなり幅広い方々に向けてコーチングをしているのですが、そんな中でも正直、手ごわい相手というのが存在します。

それは、かなりしっかりと「自分の世界」を持っている人です。
 
”自分の世界を持つことが悪いのか?”と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。ポイントは自分の世界を持ってしっかり頑張ったのにもかかわらず、結果が出ていない時に自分の世界に疑問を持つ勇気を持てるかどうか?なのです。
 
今回の例題に登場するのはプロのアスリートです。
彼女は、とにかく頑張り屋、そして努力家で一切の妥協を嫌がります。 
そして、その妥協は練習のみならず日常のいたるところにも現れます。 
 
例えばエネルギーを無駄にすることがとても嫌らしく、家中の電気はもちろん、寝る前にはオーディオやDVDプレイヤー、TVなどのコンセントまで抜くぐらいなのです。
皆さんは「えー!!」と思われるかもしれませんが、意外とプロアスリートの完璧主義者は多いのです。 
 
このような姿勢の持ち主ですから当然、練習の厳しさなどは誰にも負けません。 
 
しかしその反面、自分の世界から出られないので他の可能性を見い出すこともできずにいる弱点もありました。
 
ある日、私との食事の時にマネージャーが同席していた時のことでした。
マネージャーがひと口分ぐらいのご飯を残して席を立とうとしました。それを彼女が見て
「もったいないから食べないさいよ!!」と怒り始めました。
 
そして「そうですよね、先生」と私に同意を求めてきました。私は良い機会だと思い、彼女に本音を伝えました。 
 
私はムダをしない心は大切だけど、少しでも残して胃袋を小さくできれば最終的には一生の間で相当量の食料を食べずに済むという話をしました。
 
彼女は余りにも予想外の返事だったので最初は少し驚いていましたが、少し経つと妙に納得した表情に変わっていました。 
 
このように相手の世界を(この場合は無駄にしない)という共通のルールを崩し、違った価値観を見出してあげると、それをきっかけにあっさりと変わることがあります。 
 
私はこの時の話を例題に出し、新しい考え方や新しい練習がまだまだあるとコーチングしている最中です。そして明らかに変化が見えてきました。
 
一生懸命やって、それでも結果が出なければ、今のやり方を変えるしかありません。その時に一番邪魔になるのが「自分の世界」です。この世界を取り外すことができると一気に違った道が見えてくるのです。
 

 

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