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第70回「話の聞き方」アイコンタクト

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「話の聞き方
◆「コミュニケーションをテーマにした社員教育の方法」◆

 
前号から、通信教育「ビジネス・コミュニケーションスキル講座」でも大きく時間を割いて解説をさせていたきました「話の聞き方」を解説させていただいておりますが、今回は、「アイコンタクト」を中心に話をすすめて参ります。

あなたはアイコンタクトを上手にとれますか?アイコンタクトはノンバーバル・コミュニケーションの大切な要素です。目は心の窓とも言われますが、相手の感情、心の内を読み取って理解するうえでも、マナーの点からも重要です。
 
例えば極端に言うと、相手が人でなくても、有名な肖像画だったり、動物であっても、アイコンタクトをしばらく取っていると、その対象からの心の声が聞こえてくるのを感じたことはありませんか?それくらいアイコンタクトは言葉を介さずコミュニケーションが可能なアイテムなのです。

私は研修の講師をいたしておりますが、先日も受講生の中にキラキラした目を一心にこちらに向けている方がいらっしゃいました。もちろん私の話の内容は耳で聞いているのですが、反応が見事にアイコンタクトにでていました。それも光を伴って私にじかに伝わってきます。一対一で話をしているわけではないので、相づちのようなほかの表現方法はありませんが、聞き方は満点です。もちりん私は会場全体に目配りをしながら話していますが、その方は話す内容を体全体で受けとめていただけていると瞬時に分かります。すると自然にその方のためにプラスワンの話をしたいという思いが湧いてきます。アイコンタクト一つで、聞き手であるあなたの評価に差が出るということが起きるのです。

でも、アイコンタクトが苦手という方もきっといらっしゃるでしょう。私は研修の中のロールプレイングではペアになり、アイコンタクトを「十秒」とってもらいます。たった「十秒」のはずですが、五秒過ぎる頃あちこちから声が出始めます。「まだ?」、「長いですねー」…言葉ではない気まずさをごまかす笑い声など。私が「あと五秒です。」と伝えると、まだ半分しか経っていないの?というムードが漂います。
 
一般的に日本人はアイコンタクトは得意ではないようです。外国人の場合は話終わっても、話を聞き終わってもまだアイコンタクトを続けているのをよく体験します。
 
では、どうすればいいでしょうか?
目線を上げようという高い意識をもって臨んでも残念ながらあまり効果は得られません。研修でもかつては、相手の目を見るのが苦手な場合は、男性が相手ならネクタイの結び目あたりを見ましょうと言っていました。

おすすめは相手のまばたきの回数を数えることです。ただ漠然と見るより、具体的に何かをしようという思いのほうが効果的です。このとき自分の上まぶたの筋肉が、どの状態の位置に止まっているかを感じ取っていただきます。想像以上に上まぶたの筋肉を上げていることに気づくでしょう。この方法の二次的な効果として、相手がパチパチと早めに瞬きをしていたとすると、相手が緊張していると分かります。そんなことに気が付くと、コミュニケーションにおいて、ゆとりが出るという思わぬ効果も得られます。アイコンタクトをとることが反射的に出来ると自然に心の窓も開きますから好印象のコミュニケーションの一歩がはじまります。


 

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