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第97回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方18 表情とジェスチャー

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「仕事のすすめ方
◆仕事を円滑にすすめる「コミュニケーションのスキル」◆

 

前回、「メールの気配り」についてお話しました。今回は「表情とジェスチャー」についてお話します。この表題はどちらも言葉を介してのコミュニケーションではありません。

それだけに意識をするとよい方向に差がはっきり出ます。
 
 まず、「表情」ですが、研修の現場で以前より全体に、表情が柔らかくなるまでの時間が長くなった気がいたします。表情筋を日々あまり使わなくなったのでしょうか。電車の中でたくさんの人がケータイ電話の画面をみていますが、にこやかな表情の方にお目にかかったことがありません。ゲームをなさっている方も真剣そのもので、やったぁ!という表情の方はいらっしゃいません。

 表情筋は骨と皮膚とを繋ぐ筋肉ですが、身体の筋肉と違いとても薄いです。しかも顔の中に30以上の表情筋があります。ただ残念なことに私たちはその30パーセントくらいしか使っていないのが現実です。100点のテストで30点の答案がかえってきたとき、皆様はがんばったと思いますか。そのようなことはありませんね。これでは人とのコミュニケーションにとって問題があると思いませんか。私が表情筋で皆様に一番お伝えしたいのは、自分に大きなメリットがあるということです。ニコッとすると表情筋が動いて脳に刺激が伝わり、免疫細胞であるNK細胞が活性化します。これは医学的にも証明されていると伺っています。
 
 また、不思議なことにこの筋肉の動きが作り笑いで動いた表情筋であっても、本当に笑ったときと同じように脳に刺激が伝わるということです。また、表情筋を意識して使うと、表情が爽やかに溌剌とした感じに映ります。笑うと自然に表情筋が上に上がるので、顔だちが若く見えます。笑うと実年齢より5歳若く見えるといわれるのはそのためです。
 
 世代として、生まれたときからスマホという若者がどんどん増えてきます。対面でのやりとりの経験が極端に少なくなるので、「対面では表情筋をよく動かす」を今後の自分の課題として意識するとよいでしょう。

 次に「ジェスチャー」、身振り・手振りです。ジェスチャーの動きが大きすぎると、話す内容よりその仕草が気になってしまいます。無意識に動かしてしまう手を、元の手の位置に時々戻すことを覚えておくと、ジェスチャーを使っても落ち着いて見えます。

 頷きもジェスチャーの一つですが、研修の中で、「聞いています」を表す頷きですが、以前より少なくなっているように思えます。頷きはコミュニケーションのスキルの一つである認識が、薄くなってきているのかも知れません。

 また、ジェスチャーは国や文化によって違いがあります。手のひらを上にして指を揃ええてを動かすのは、アメリカやイギリスではでは「こっらに来て」を意味します。手のひらを下にして指をそろえて動かすのはアメリカでは「あっらに行って」です。これらの仕草を見た瞬間、反対の反応をしてしまいそうですね。

 他に「わたし」を意味するジェスチャーは、日本では鼻のあたりに人差し指をあてますが、アメリカ人には「鼻でもかゆいの」と思われてしまいます。アメリカ人の「私」は親指で胸をさすか、軽く胸に手をあてます。また、宗教的な意味で知っておくとよいのが、スリランカのような仏教国の場合、頭はスピリットのある神聖な場所とされているので、小さなお子さんをみて思わず可愛いと頭を撫でてしまうと、大変失礼になります。
お国柄という言葉がありますが、ジェスチャーを正しく理解して、コミュニケーションを豊かにしましょう。
 
 
■松尾友子氏
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