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朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年5月7日号)

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「ご一緒に新しい習慣力年輪を刻んでみましょう!」

飛騨高山には、樹齢1100年の臥龍桜が毎年花を咲かせている。
http://hidamiya.com/spot/spot01

臥龍も生で見たときは、そのオーラに圧倒された。

もしも断面を見れば、1100個の年輪が刻まれている訳だ。

人間の年輪には二つある。

一般的な年齢の年輪と習慣力の年輪だ。

「人間力の幅は、その人の『習慣力年輪』の幅に比例する」(臥龍)

臥龍桜には遥かに及ばないが、臥龍にも「習慣力年輪」が50輪刻まれている。

■朝の作法
01.朝は当たり前ではない「奇跡」に感謝して目覚める。
02.「千回行シート」と「家訓」のインストール。
03.トイレの時間は歴史を学ぶ時間。
04.トイレの蓋を閉める。
05.下の句とメルマガの発行。
06.「日報」によるAD業務1263の先行管理リズム。
07.毎朝及び折々での10分間の整理・整頓。
08.朝の時間を「最高効率時間帯」へと磨き上げる。

から始まり全50輪だ。

この5月、ご一緒に新しい「習慣力年輪」を刻んでみましょう!


「ビジョンとは、約束された未来像のこと」

トランプ大統領の就任100日イベント、締めくくりの言葉はこうだった。

「私たちは、国の中心地に集まり、我が国の歴史上、最も成功した最初の100日間を祝っています。これは多くの人々がそう言っています。私たちはまだ始まったばかりです。皆さんはまだ何も見ていません」

彼は、今後、どういう姿を見せようとしているのか?

具体的には見えない。

「ビジョンとは、約束された未来像のことである」(臥龍)

臥龍は、1961年5月25日、上下院合同議会での演説で、J.F.ケネディが示した「約束された未来像」を、明確なビジョンのお手本としている。

「まず私は、今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成に我が国民が取り組むべきと確信しています。

この期間のこの宇宙プロジェクト以上に、より強い印象を人類に残すものは存在せず、長きにわたる宇宙探査史においてより重要となるものも存在しないことでしょう」

「今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させる」ための条件とその優先順位と開発のスケジュールが、順次整備されていった。

社内で、各部署リーダーは、お互いに確認しよう。

Q1.あなたの部署のビジョンは何ですか?

Q2.それを実現するための条件とその優先順位と開発のスケジュールは、明示されていますか?


「人とはそういうもんだ。気楽に行こうぜ!」

卒業アルバムで、真っ先に探すのは、自分の写真と名前。

人は自分に関心がある。

逆に言えば、他人への関心はどうしても低くなる。

これは仕方のないこと。

ここから学ぶことは二つある。

1. 他人はそれほど貴方のことは注視していない。

だから「失敗したらどうしよう」「悪く思われたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」と過剰に思うことはいらない。

2. 他人は自分のことを一回では理解しない。

だから「ちゃんと言ったのにやってくれない」「私のことを無視した」と過剰に思う必要はない。

相手が動いてくれるまで「伝える」ことだ。

「伝えた」と「伝わる・伝わった」は違う。

「人とはそういうもんだ。気楽に行こうぜ!」というハンドルの遊びはあった方が、人間関係の事故は少なくなる。

自分だって、自分に一番関心がある。人間だもの。


「反応しないと錆びていく」

「違和感」を覚えることはいいことだ。

「正解」の軸を持っているから感じるのだ。

問題は、「反応」すること。

「反応」しないと、違和感をキャッチするアンテナが錆びていく。

顧問先で、“この人、細かなことを気にする人だな”と思われることを恐れて反応しないと、アンテナが錆びていく。

この会社の会議室の時計、5分遅れているけど、誰も気にしないのは何故?

この会社の廊下に掛けている絵、少し曲がっているけど、誰も気にしないのは何故?

この会社のトイレ、トイレ用のスリッパの脱ぎ方がバラバラなのは、何故?

重い荷物を両手に下げて入っていったのに、「持ちましょうか?」と駆け寄るスタッフがゼロなのは、何故?

この会社の会議、発言しないまま終わるスタッフがいるのは、何故?

「反応」しないと錆びていく。

これがとても怖い。

“まあいいか”はだめ。

だから反応する。


「見つめるものが変わると、行動は変わる」

今日は「こどもの日」。

「こどもの日とは、こども達の立志の日」(臥龍)

「こども達が志を持つことで、未来は右肩上がりになる」(臥龍)

新社会人も同様。

インドアテニススクール日本一のノアインドアステージに、今年、16名の新社会人が誕生。

「30歳のときにどうなっていたい」と問いかけると、以下のような「役柄」を持ってきた。

(女性フロントスタッフ)「早く結婚して、幸せな家庭を築きたいです」

「30歳までには退職して、大好きな韓国に移住し、事業を起こしたい」

「沖縄でスクールを開きたいです。だって、花粉が飛ばないから」

「健康に気を付けていきたいです」

「テニスのプロ選手になりたいです」

こういう素案が大多数。

Q.あなたがコーチならどうアドバイスしますか?

三日目に彼らの「本気プレゼン」を聞きに来た女性幹部の一言、「皆さんの表情が全然違う!子どもっぽさが消えて、皆大人の顔になった!一体どういう三日間だったの?」。

臥龍の彼らへのアドバイスは、毎回同じ。

「いいね!でも~~という点はどうだろう?」と「全面肯定」+「一つだけ質問」。

これを繰り返すと、彼らの「やりたいこと」が会社の「やって欲しいこと」と一致していく。

臥龍式コーチングのコツは、以下の通りだ。

「相手の行動を変えようとはしない。見つめるものが変わると、自分で行動は変えてくれる」(臥龍)

「北極星を見つけた人間は、北に向かう」(臥龍)

16名の「本気プレゼン」は、社長、役員、幹部のハートをバッチリ射抜いた。

一人ご紹介する。
⇒ https://youtu.be/D9Ac3_DSShU

Q1.「子どもの日」、あなたのお子様は、何を見つめていますか?

Q2.社長様、貴社のクルーは、何を見つめていますか?


「あなたの問いが、相手の視界を明るくする」

「何故、出来ないの?」

「ゴールにはどういうハッピーが待ってるの?」

「ゴールに一歩近づくためにやれることは?」

同じ一声の「問い」でも、相手の心の動きはまったく違うものになる。

昨日まで、コンサルタント研修会を行っていた。

ある人が「二代目経営者の伴走者」を役柄にしたいと言っていた。

臥龍は、「先ずやるべきことは、経営者が何としてもテープを切りたい経営マラソンのゴールを明確にしてあげることではないですか?」とアドバイスした。

「その諦める理由が浮かばないゴールイメージを共有することで、真の伴走がスタートするのではないですか?」と続けた。

その経営コンサルタントの顔が100W電球のように輝いた。

「やります!」

あなたの「問い」が、相手の視界を明るくする。


「一社一業態の林や森を創る!」

小池修さんが提唱する仕事の定義、
1.物理的定義 と、
2.機能的定義 がある。は、とても分かり易い。

例えば、地元の八百屋さんの仕事の
1.物理的定義とは、「野菜を売る事」、
2.機能的定義とは、「ご近所の健康を守る事」かもしれない。

コンパスウォークは、デイサービス(物理的定義)ではなく、
シニアを敬い護り、シニアの意欲と心の若さを守る(機能的定義)ことが仕事。
コンパスの仕事は、物理的定義から見たら同業はたくさん存在するが、
機能的定義からすると、唯一無二。プレイしているゲームが違う。

も、とても勇気を与えるメッセージだ。

臥龍は、「業界」という森の中の「業種」という林、その中にすっくと立つ一本の木としての「業態」を「一社一業態」=「オンリーワン企業」と定義している。

リハプライムは、「一社一業態」で起業し、それに共鳴する同志を集め、「一社一業態」の林を創った。

これからは「敬護」という「業態コンセプト」を、「日本のスタンダード」=「森」にしようとしている。

言い換えれば、「シニアの意欲と心の若さを守る新たな業態」を数多く開発していくことになる。

それが「コンパスヴィレッジ」だ。

日本のシニアが待ち望む「コンパスヴィレッジ」が、全国津々浦々に建設される日が待ち遠しい。

皆さまも生活者がまだ見ていないが、出来たら「これが欲しかったんです!」と感涙する「業態」を開発しよう。

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羽田空港より愛を込めて。臥龍

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