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マネジメント

第43回 『批判は代替案をもって』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

批判には、大きく分けて二つのタイプがある。

ひとつは、自分が社外にいて、部外者・傍観者として述べる批判。
もうひとつは、社内の問題を、その内部の人間である自分が批判するというものだ。

前者は、部外者である以上、批判が批判のままで終わっても構わないが、
後者の場合は、単なる批判で終わることは許されない。

ここに基本的な差があるのだが、それが分からないビジネスマンが、あまりにも多い。


社内の事情に批判を加える以上、少なくとも自分がベストでないまでも
ベターだと思える代替案をもって批判するのでなくては、建設的批判とは云えまい。

代替案を伴わない批判は「批判」ではなく、たんなる「誹謗(ひぼう)」にしかすぎないし、
誹謗者が一流の人間や一流のビジネスマンになった例はない。

居酒屋で仲間同志、会社や上役の悪口を言ってオダを上げている姿には、まだ可愛気もあるが、
最低なのは、得意先・取引先に行って自分の会社の批判をする輩で、こういう人種は企業にとって
ダニのごとき存在であると同時に、自分で自分の精神的墓穴を掘っているのである。


「批判は前向きに。代替案を伴って」
……慣れれば、難しいことではない。


一方、批判を受ける立場に立った場合。
これは虚心坦懐に耳を傾ける努力が必要だろう。
私の場合、耳の痛いことをいってくれる人が周囲に何人かいるし、 いってもらえる間は、まぁ安心だと思っている。

相手が本気でためを思って批判してくれているのか、無責任な放言の域を脱しない批判なのかどうかは、
コチラがよほどアホでない限り自ずと分かってくるも のである。



新  将命     

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