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第182号 一番記憶に残る学習法とは

柿内幸夫─社長のための現場改善

 皆様、楽しい連休を過ごされたことと思います。私もしっかりと休暇を取りました。 先回181号コラムの成田市の写真のところにも書きましたが、4月20日からの英国出張の予定がアイスランド火山噴火の影響で中止になり、一週間の英国での仕事の予定が突然に日本での休暇に変わり、その結果、これまでの社会人生活で最長の休暇を頂くことができました。

 ちなみに、下の3つの写真は、上から京王線(東京)、JR伯備線(岡山)、JR東海道新幹線のドアに貼ってあったステッカーです。同じことを告知するにしても表現は千差万別だと感心したので、皆さんにご覧いただきたく写真を撮ってまいりました。

  それでは、リフレッシュしたところで今回も元気に「社長のための現場改善」を始めます。よろしくお願いします。

 

●上から京王線(東京)、JR伯備線(岡山)、JR東海道新幹線

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 先回の181号で新入社員の改善発表会をする会社のことをご紹介しました。それに対して、新人に改善をしてもらう意味は分かるが、発表会をすることの意味は何かというご質問を頂きました。

 大変にタイムリーでいい質問です。今回はこのご質問にお答えすることで人財育成のお話をしたいと思います。

 下図の図形はアメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)によって開発されたといわれる「ラーニングピラミッド」と呼ばれている三角形です。

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 それぞれの学びの方法によって、ある一定期間の後に人はどれだけ学習したことを記憶に止めているかを数字で表しています。

 それによると、講義で習ったことはわずか5%、視聴覚をとおしては20%、討論で50%、実践を通しては75%、一番記憶に残る学習の仕方は「習ったことを誰かに教えること」。90%が記憶に残るというのです。

 そして私は「発表会をする」ということは、新人の方たちが「自分たちの学んだことを上司に教える」ということになるのですから、このピラミッドに当てはめるとなんと90%という高いレベルで記憶に残るということになるのだと思います。

 つまり、ただ実践をするだけだと75%ですから、もし可能であれば、やはりあとひと頑張りして発表会もしてほしいのです。

 それに、私自身の実感としても、人前で話すという緊張感から、話す内容をうまく伝えるためにはどういう表現をするべきかを考えたり、パワーポイントでプレゼンテーション資料を視覚的に作るという作業を通じて、かなりのことが自動的に学べると思います。

 そして、準備から発表までのあらゆる過程でいろいろなことを思いついたり、上手な表現法を発見できたりします。やはり、苦労をすればその分だけ身に付くことも多いのだと思います。

 もちろん、この考え方は新人教育に限らずあらゆる階層の方に当てはまります。つい面倒だしそこまでしなくても…、と考えがちの発表会ですが、この機会にその威力を試してみてはいかがでしょうか。 

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copyright yukichi

※柿内先生に質問のある方は、なんでも結構ですので下記にお寄せください。etsuko@jmca.net 

 

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