(1)ディズニー視察
1) 仕組み化がすごい
ディズニーは95%のスタッフがアルバイトで運営されている。
ディズニーキャスト(働いている人のことをキャスト呼んでいる)構成
→約 95% がアルバイト(ただし身分不安の退職を防ぐため 2019 年から社員化を進めている)
→平均 32 歳、男女比 1:3 、学生 20% 主婦 20% フリーター 60%
それができるようになるのは優秀だからできるからと言うより
誰でもできるように仕組み化できているのがポイントのようだ。
仕組み化は、組織運営するときにはものすごく重要になってくる。
例えば、靴裏の底の泥を取るために
床にマットを置いて取り除くようにするのも仕組み化の1つだ。
仕組みは、人によって左右されるのではなく
どんな人でも誰もが出来るようにすること。
そんな仕組み化が随所にあるのがすごい。
今回、コロナの後だったので
外の床にポッチがあちこちにある。
コロナ禍
このポッチの回りに何人と目安が分かるようになっている。
誰が見ても、瞬時に、社内規定の人数になっているかどうかが把握できるようにポッチを敷き詰めたようだ。
トイレに入ると気づかれた方もいるだろうか?
通常ある手を洗うボールの上には鏡がない。
これは、鏡があると、鏡を見てしまい
自分の顔や耳をつけている自分を見て
夢から覚めてしまうので
それを防ぐために、鏡がないのだとか。
カストーディアルとは、
お掃除をする人のことを言うのだそうだ。
その人たちが、ほうきでミッキーマウスや、
ドナルドダッグを書いているのを見たことないだろうか?
これも、人前で書いて良いという資格制度になっている。
これを意味するものは
通常の世界では、掃除をする人は敬遠される。
それでは、常に綺麗にしておきたいディズニーでは困るので
掃除の人を脚光を浴びさせ、募集しても来てもらえるようしている。
その1つがお絵かきであり
そして、地位向上のために、
年一回の従業員向けのサンクスデーがあり
それは、社員がアルバイトの人をもてなす日のこと。
その日は、社長も社員も総出で、アルバイトの人を
心ゆくまでパークで遊んでもらう。
その時に、会社のトップである社長の衣装は
カストーディアル、つまり掃除をしている人のものだのだ。
これは、暗に掃除する人が一番偉いというのをアピールしている。
結果としてそうなるように仕組みを作る。
どの会社でも考えるべき事だろう。