(1)今 日本は、人口減少・高齢化になった。
日本は人口減少になり、年齢もドンドン高齢化し
それが、さも悲観的なことのように報道される。
本当にそうなのだろうか?
データを見て嘆くのでは無く
データから、よいことを見いだし
より良い未来を考えるのが経営者
この先の予測をより良い形に変えていきたいと思います。
1) 人口推移
国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口平成29年推計より
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp29_ReportALL.pdf
2015年 1億2,709万人
と比較すると
2040年 1億1,092万人 87.3%(12.7%減)
2053年 9,924万人 78.1%(21.9%減)
2065年 8,808万人(中位予測)
2065年 8,213万人(低位予測)64.6%(35.4%減)
と、予測では激減していく。
経済や、国力が人口に左右されるのであれば
日本は、約40年後の2065年には、
2015年の人口64.6%になり、35.4%減少するのだから
経済も国力も35.4%減少することになる。
しかし、本当にそうなのか?
実はそうではない、というのが今回の提言だ。
提言は、後ほど。
2) 人口ピラミッド
https://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/Pyramid_a.html
年を追うごとに、年齢別の人口は
逆三角形になっていく。
2020年の人口データでは
もっとも年齢別に多い人口は
団塊世代付近の
1951年生まれの人が、2,052,521人
団塊ジュニア世代が
1976年生まれが、1,956,602人
2012年生まれは、1,057,736人
2021年生まれは、831,824人
と、1学年の人数は激減している。
現在46歳の人の1学年は約200万人。
現在10歳の人の1学年は約100万人。
もし、ビジネスが人口だけを主体に考えるなら
売上=人口×マーケットサイズ×シェア
これなら、必ず、事業は潰れていく!
しかし、そうではない。
目の前の人だけを相手にしているビジネスを
人口商売と言うことにするが
人口商売だけを考えてやると
どんどん売上は減少する。
だからそうではない方法を考えるべきなのだ
2020年の年齢別人口
https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/P_Detail2022.asp?fname=T02-03.htm
3) 人口減少は悪いのか?
人口減少のイメージとはどんなものだろうか?
国が没落するイメージ
破産に向かうイメージが多いようだ。
つまり、暗いイメージなのだ。
日本の人口減少に関しても
メディアなどは、概して暗いイメージで
報道しているようだ。
しかし、
1995年の調査では
日本の人口に関して
「日本の人口が多すぎるか?」の質問に対して
1位 多すぎる 45.8%
2位 ちょうど良い 38.8%
3位 少なすぎる 6.3%
という結果だった。
日本は急激に人口増加し
特に都会は多すぎるイメージを持っていたようだ。
では、人口減少は悪いのか?
その詳細を、次項から解説したい。