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第36号 「嘆く人VS対決する人」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

今現在アメリカは(世界中ですが)皆さんがご存知の通りたくさんの不安、問題を抱えています。

実際に、ここまでの大きな不況はおそらく多くの人が初めて経験するものでしょう。
経済、政治、失業率、世界情勢、どれひとつとっても正直明るい材料は正直言ってありません。 
ちょっと前まで「ミドルクラス」と呼ばれていた人達が今ではフードシェルター(食べ物を無料で配布する場所)に
並んでいるのです。

そんな中、行われた大統領選はいつも以上に多く人の関心を集めました。

話題を集めた理由のひとつとして歴史上、初の黒人大統領の誕生という話題がありましたが、
それ以上にやはり多くの人の関心は経済問題でした。

オバマ大統領の誕生と共に多くの黒人層の人達が勇気を持ち"我々はもういい訳はできない"と喚起の声をあげて
街頭インタビューなどに答えている姿を見ましたが、私はもっと今ある図式を冷静な目で見てしまいます。
どのようなことかと申しますと、今回の選挙のテーマは元々は決して人種の問題ではなかったはずなのに
選挙が終わってみたら多くの人達がまるで人種問題の勝利のように取り、盛り上がっている点です。

今現在アメリカが直面している問題はあまりにも大きすぎて決して簡単な盛り上がりだけで解決できる状況では
ありません。
にも拘わらず多くの人がオバマ氏が唱える"Change"という言葉に大きな期待を寄せているのが現状です。

つまり"何とかしてよ"という嘆きの期待です。

実際にアメリカ国民がこれから直面しなければならない問題は他人からの"Change"を期待する事でなく
自分が今、何を信じどんなプランを持つかにかかっています。

この様に珍しく私の記事にはネガティブな事を書いてしまいましたが、ではここで全く反対の動きもご紹介しましょう。

それは少数ではありますが現在の不況を大チャンスとして捉えている人達がいることです。
最悪のマーケットと言われている不動産業界で今ある状態をチャンスと捉えている人達がしっかりと存在し、
しっかりと準備をしていることをお伝えしたいと思います。

思い出してみてください。
世界大恐慌、第二次世界大戦後の日本、9・11の後のアメリカと全て最悪の状況の後で大きな飛躍がありました。
つまり急激に落ちるから急激にあがるチャンスがあるわけです。

そして今回も必ず飛躍を見せると信じます。
その為には現状を嘆き他人の活躍に期待するのでなく現状をしっかりと受け止め正しい戦略を立てる必要があります。

これこそが最悪とよばれる状況を好転させれる人達のメンタリティーです。

今、多くの人が嘆く理由はいくらでも持っています。
しかし、しっかりと自分が対決する姿勢を持つ人がこの状況からの脱出組みとなるはずです。

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