T大学の学部長他、インターンシップ担当教授の方々と、受け入れ企業の人事部責任者の方との情報交換会に出席した。
ここ3年間、毎年夏に2週間から3週間、大学3年生を2~3名受け入れ、会社も、大学側も「リップサービス」でなく、互いに一応の成果を出し満足されていた。
「学生アルバイト」と「インターンシップ」の決定的な違いは、前者が時給800~900円のために働いているのに対し、後者は「大学を代表して」働いているという意識とプレッシャーが全然違う。
T大学ではわずかな募集人数であるために、学校内で選抜試験を行い希望企業への人選を決定する。当り前だが「ヤル気」と「真剣さ」がある。
受け売れ側の教育プログラムや配置、海外業務での就労体験ができないなど、もっと充実しなければならないことは沢山あるが、インターンシップが縁で、互いに納得して就職している学生もいる。
有名大学ばかりである必要はない。地元の大学や短大、専門学校でもいいから是非「インターンシップ」の話を企業サイドから持ち掛けてみて欲しい。
学校が自信をもって代表として送り込んでくれる学生は、普通より「よい人材」である可能性は高い。
「鶏口牛後」これは、現代の若者にも通用する鉄則だと思う。