ここ数年の中国ブームに乗って、キチット足場を固めた企業もあるが、まだまだ長期的な事業プランがまとまらず、時間と労力とお金を使っている企業も多い。政府の要人人脈も非常に大切だが、2つの視点から中国進出の橋頭堡を考えて見て欲しい。
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2週間前に、ディズニーランド実地見学会を担当していただいている斉藤先生の紹介で、上海で活躍中の太田さんにお会いした。現在、飲食・レストラン・食材開発のコンサルティングを手がけておられる女性のバリバリ仕事人である。
彼女曰く、「現地で活躍している、キチンとした日本人の人脈と信頼関係をまず築き上げることが大切」と。
現地では、思った以上に世間は狭く、良いウワサも悪いウワサも日本人のネットワークの中で伝わっている。「大ケガ」が少なくなる。
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もう一点は、以前からご縁のある明生教育グループの岡田理事長が指摘される「優秀で家柄の良い中国人大学生を新卒採用し、日本で一緒に働き、教育し、将来、現地法人の幹部候補にせよ。」と。
岡田理事長は、既に、清華大学、北京大学、大連理工・・・トップ50大学の学生を日本企業に数多く就職させ、自らも10数人の中国人社員を雇っている。昨年、面接・採用されたT社、K社さんも、今月より着任予定だ。
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聞けば、当り前だが時間がかかる。しかし手堅い方法だ。再考を。