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マネジメント

第25回 『ホンモノに触れる』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

一流のリーダーとして身につけたい資質「5K」のうち、「肯定的」「謙虚さ」について考えてきたが、
次に残りの3つ「価値観」「感性」「向上心・向学心」についても考えてみたい。まず、「価値観」についてである。

率先垂範。先頭に立ってただひたすらリードする管理職に部下はついていくものだが、これは、心から敬服してのものだろうか。


人は、しゃにむに働くだけのリーダーには、心服しないものである。
利益追求を超えたところの大義、精神的なよりどころとなる価値観を兼ね備えている人物だと感じてこそ、
人はリーダーに惚れ、心からついていくものである。

優れた企業では企業理念が明確であるように、優れたリーダーであるからには、個人の理念、個人の哲学、つまり
「価値観」が必要なのだ。そのためにも、 常に「私の魂の原点はどこにあるのか」と、自問自答することが大切である。


一流のリーダーたるや、感性を磨くことも絶対条件である。

経営資源で一番大切なのはいうまでもなく「人」である。人には左脳もあれば右脳もある。
論理や数字の一方では、感情や感性も備えており、リーダーとし て部下のやる気を引き出そうと思っても、
感性が枯れていてはかなうものではない。まして、感性というのは齢を重ねると枯れていくものだ。

では、どうしたら感性という泉を常にみずみずしく保つことが可能であろうか。


ひとつは、「本物に触れる」ということだ。
歌舞伎でも芝居でも、映画、演劇、絵画でもいい、あるいは、音楽にしてもクラシックでもオペラでもジャズでもラップでもいい、
その道の第一級のものに 触れることが、感性のバランスを保つのに役立つ。

「児童にしても“ド♪レ♪ミ♪ファ♪……”と音の鳴るオモチャを与えるより、テレビでもいいから本物の
オーケストラを聴かせた方が情操教育としては数 段役に立つ」と、心理学者から聞いたことがある。


感性を磨くもうひとつの方法は、機会を設けては、異業種の人と付き合うように心掛けることである。

1年365日、1日24時間、付き合う相手はほとんどが同じ会社の人で、あとのごく少ない時間は家族だけというのは、
自ら好んで情報や知識、感性の窓口を狭くしているようなものである。

異業種の人との交流があればこそ、新しい感性にも触れることができるし、情報や知識の窓口が広がる。
第一、本業にもプラスになってくるはずだ。

その意味で、一流のリーダーには「向上心」や「向学心」が不可欠であるということも納得できるはずである。


これだけ変化が激しい時代にあっては、知識や情報はどんなにストックがあろうとも、必ず枯渇していくものである。
新しい栄養を補給するための「向上心」や「向学心」を持って、
変化に対応する勉強をしていくことが求められるのは云うまでもない。



新  将命     

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