私は、携帯電話は音声で通話する機能程度しか使っていない。
だから、以下の話はすべて、また聞きであることを白状しておく。
また、スマートフォンではさらに便利な機能も使えるとのこと・・・。
ある医薬品のMR(医薬情報担当者)であるFさんは、
出先で気がついたこと、ひらめいたアイデアなどを、どんどん
携帯メールに打ち込み、会社の自分のパソコンあてに送ってしまう。
こうすれば、メモはパソコン内にしっかり残ることになる。
出先で目にした参考になりそうな図表などは、携帯電話のカメラで
撮影し、これもパソコンに保存しておく。
こうして、ストックしておいた図表などは、あとの会議などで
かなり威力のあるデータとして使えるものが多いという。
最近は、講演会や発表会でも、パワーポイントなどを使っての
ビジュアルデータを示しながら、話しを進めていく講師がほとんどだ。
このグラフは面白い、と思ってもメモが追いつかない場合は少なくない。
そんな場合も、携帯電話のカメラなどのデジカメに収めておくという
アイデアは使えそうだ。
(但し、他の参加者の迷惑にならないように、主催者に事前に了解を
とることを忘れないようにしたいし、著作権などにも気をつけたい。)
Fさんは、会社に戻るとそれをちゃんと出力し、ペーパーに落とし込んで
書類化して保管しているという。私は、この点にとくに感心した。
パソコンのファイルは非常にすぐれた機能をもっている。
だが、あたり前のことだが、
いちいち開いてみないと、情報をすぐにはとり出せない。
しかし、ペーパー化された情報は、なにげなくパラパラとめくるだけで
目に訴えてくる。
メモにとった情報は、ひょっと目に止まった情報なのだ。
その後も目にふれなければ、
デットストック化してしまう可能性はかなり大きいとみた方がいいからだ。