多くの業界で、過当競争の勝ち残りを賭け、新事業や業態転換に頑張っておられると思います。
先日、ガソリンスタンドの経営者のK社長に興味深い話を伺った。
ご存知のとおり、廃業店舗が目立つ業界で、中古自動車の買取店に模様替えをしたり、また一方で、規制緩和の流れからセルフ型店舗への進出を実行しているところも多い。
多くの先発セルフ店に見学に行ったり、元売メーカーの担当者から、情報を得たりと、セルフ店への進出を検討したが、なかなか小さな商圏内で、自ら価格を引き下げる方向の戦略をとるには、随分勇気がいったとのこと。
結果、既存店のお客様・取引先がセルフ店に流れ、売上げがダウンするかと予測していたが、ほとんど変わらず、セルフ店は女性客を中心に客層が全くちがうことが判明。
調べても、やってみないと判らない重要な事が意外にあるものだ。
両方の業態をやっている会社だから、比較できる事でもあり、提供する商品・店格により、お客様の方がキチッと使い分けている。
「業態追加」での新しい客層開拓は、今、重要な戦略課題だ。