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- 第41回 『年間1000冊以上の読書を楽しむ 本のソムリエ団長の読書教室』 (著:団長)
このたび、満を持して、読書に関する本を
初めて上梓しました。
タイトルは
『年間1000冊以上の読書を楽しむ 本のソムリエ団長の読書教室』
です。
正直、本は書くより読む方が好きなので
ずっと避けてきました。
しかし、今回、大盛堂書店・出版部からの
熱いオファーに心を揺さぶられ、
執筆を決意した次第です。
大盛堂書店は、渋谷のセンター街入口にある老舗の本屋さんです。
出版界が不況にあえぐ中、
現状を打破すべく、自ら出版に挑戦することを表明されました。
自分たちの店で売りたい本を
自分たちの手で作ってみよう、と。
そして、既存の出版社なら作れないような
画期的な本にしたい、と。
その志どおりに、内容、本体ともに
今までのものとは一味違う本が誕生しました。
まず、内容については、
海外や国内で、ぼくがこれまで行ってきた読書講義の集大成です。
図書館や企業、各種団体での研修や講演、
さらには、大学や高校で学生を対象に行ってきた特別授業の数々を
1冊にまとめました。
39のレッスンを通じて、
読書のイロハが、しっかり身に付く構成になっています。
文中に随時登場するコラムや写真も
「読書への意欲や興味を高めてくれる」
「このコラムを読むためだけでも買う価値がある」
と好評いただいています。
そして、なんといっても、
本屋さんが作った本です。
紙の書籍ならではの魅力を
最大限に活かせるように考えて
作られているのがポイント!
たとえば、表紙のアートワーク。
表から背表紙、裏に至るまで
全てオリジナルのイラストで構成されています。
一般的な実用書の裏表紙は、バーコードが目立つくらいで
無地同然ですから、違いは明白です。
本体は、海外のペーパーバックのような仕上がりで
256ページの充実の誌面ながらも、
軽くて持ち運びに便利。
紙の材質にもこだわりました。
「目にやさしくて読みやすい」
「ページをめくりやすい」
と中高年の皆さんからも好評いただいています。
それと、アマゾンでは販売しません。
アマゾンでの販路を断つことは
営業的には大きな痛手となり、
通常の出版社なら考えられないことです。
しかし、そこに大盛堂書店の意地が見られます。
個人的にはアマゾンも利用していますし、
何の恨みもありませんが、
老舗書店の心意気を大いに支持したいと思います。
ということで、本書は原則、
大盛堂書店のみでの限定販売を予定していました。
ところが、6月20日の発売直後から問い合わせが相次ぎ、
全国の書店にじわじわと広がりを見せています。
取次会社の流通もなく、広告も宣伝もしない本が
読者の声だけで、一体どこまで伝わっていくのか?
そんな舞台裏のドラマも含め、
ぜひ本書をお楽しみいただければ幸いです。
尚、本書を読むときに、おすすめの音楽は
『Live in Tube』(土門秀明)です。
Live in Tube/amazonへ
日本人で初めてロンドン地下鉄の演奏ライセンスを
取得した土門氏が織り成す独自の音楽世界。
ライブの醍醐味あふれるワールドクラスの音楽と
ぜひ合わせてお楽しみください。
では、また次回。