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マネジメント

第157回 『正当化の使い分け』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

 
《正当化》には、ふたつの種類がある。
 
何かをなぜやるべきであり、どうしてやるべきか…のタイプのそれと、
なぜできないか、なぜやるべきでないか…のそれと。
 
例えば、新しいプロジェクトがあった場合、
なぜやるべきか、どうしてやるべきかというポジティブな面と、
反対にネガティブな面が当然出てくるわけである。
 
 
ある社長の発言だが、
何か新規のプロジェクトに着手したい場合、
私大出、なかんずく某「都の西北」大学の出身者にやらせ、
その男が企画を出して一生懸命汗を流して手掛け、
多少ヘマをした場合、
後のフォローを国立大学出身者、なかんずく某「赤門」大学出身者にやらせる、
というのがあった。
 
 
ビジネスには攻めと守りがあり、両方のタイプの社員が必要である。
 
しかし、いかなる場合でも、
滔々(とうとう)とダメな理由を並べ立てるだけの社員は不要であると断言できる。
 
使い分けた形での《正当化》はよいが、《言い訳》になりすぎるのは困る。
 
頭の良いと思っている人ほど、またそう思われている人ほど、
一見もっともらしい《言い訳》が上手なのは、困りものである。
 
 
 

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