menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第63回 『リーダーの条件』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

ビジネスリーダーとして求められる「人間的能力」は、心構えひとつで高めていくことができるものだ。
私自身の経験からしても“人間は後天的にものの考え方を改めたり努力したりすることで、
驚くほど自分を変えることができる”と自信を持って言える。

それでは、ビジネスマンとして成功するための必須条件=「人間的能力」とは、いったいどういうもので、
どうすれば高めること ができるのであろうか?


まず、「人間的能力」は具体的にどういった能力を指すのか、ということについて考えてみたい。

人の上に立つものとして、まずは、常に部下一人ひとりの性格をよく見極め、
“この問題は、あの部下の性格と立場だったらどう 解決するだろうか”と思いやることが肝要だ。

それこそが、文字通り、コミュニケーションの原則である「相手の立場に立つ」ことであり、基本的には、
部下を一人の人間として認め尊重する、もっとつきつめて云、部下に対して限りない愛情を持つということである。


それも、部下に対する愛情や配慮はワンパターンではなく、常に疎に一人ひとりの個性やニーズに見合った、
いわばテイラーメイ ドした各論を注がなくてはダメだ、ということである。

しょせん、ビジネスも「人間対人間の問題」である。
要は、リーダーとして、上司として、同僚として、部下として、また一人の 人間として、心のそこで温かい愛情を
注げるかどうか、と云うひとことに尽きるような気がする。すなわち、これが「人間的能力」である。


どうすれば「人間的能力」を高めることができるか、ということについては、これは自分の可能性を信じて、
ただひたむきに努力し、様々な局面で自分を磨いていく以外にない。

ただし“これは”と思える人格者には、共通した6つの特性・特長がある。それを参考にすればいい。

  (1)考え方・態度が肯定的であること
  (2)謙虚さの持ち主であること
  (3)常に吸収しようとする態度を持っていること
  (4)明確な価値観を持っていること
  (5)感動する人間であること
  (6)健全な肉体の持ち主であること


いずれにせよ、「人間的能力」の無い人の下には、心ある人間は集まらない。
“あなたのために仕事がしたい”という人材が駆け つけることも無い。

結果、あなたの仕事もたいした発展はしないのである。

自分の中の部分を開発しようと努めれば、可能性は拡がるのだ。
努力は報いられるものである。いつでも「人間的能力」を磨く心を構え忘れたくないものだ。



新 将命     

第62回 『自己暗示』前のページ

第64回 『管理する側、される側』次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

    音声・映像

    社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

  2. 会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

    音声・映像

    会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

  3. ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

    音声・映像

    ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

関連記事

  1. 第82回 『代替案』

  2. 第145回 『よい生活習慣が、長期戦を支える』

  3. 第103回 『こだわりを捨てる』

最新の経営コラム

  1. #16 一流の〈名刺力②〉-部下を連れての名刺交換-

  2. 第62回 人を大切にする経営

  3. 第227話 決算対策、もうはまだなり

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 戦略・戦術

    第四十七話 値上げの「伝え方」
  2. マネジメント

    第329回【社長のリーダーシップ編⑥】リーダーが語るべき言葉の使い分け
  3. 不動産

    第70回 スラブの厚さは最低20センチ以上必要
  4. 新技術・商品

    第91話 その町工場はなぜシェアトップか?
  5. マネジメント

    第105回 『あの人のために仕事をしたい』
keyboard_arrow_up