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マネジメント

第137回 『毎朝、優先順位を決める習慣を』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

 
時間を効率よく使うために先ず考えるべきことは、「優先順位」である。
どの仕事・用件から片づけていくか、ということだ。
 
最もお粗末なのは、惰性で時間を過ごしてしまうことだ。
限られた資源を無駄遣いすることであり、
あとになって慌てるか、悔やむだけのことになる。
 
次にお粗末なのは、何ごとにも意欲的に取り組むのだが、
何でもかんでも手当たり次第に手をつけるというやり方である。
これでは、いくら頑張っても成果が上がらない。
 
気づいてみたら、最重要案件をとりこぼしていた・・・
ということにもなりかねない。
消耗するわりに、生産性が上がらないパターンだ。
 
趣味の世界でやるのはかまわないが、ビジネスの世界では、
結果としては無駄に時間を消費している人と、何ら変わらりなかったりする。
 
 
優先順位は、漠然と頭の中で考えるのではなく、紙に書くとよい。
 
例えば私は毎朝、通勤時間を利用してそれをしていた。
その日やるべきことを書き出し、処理すべき順に番号をふっていくのである。
 
通勤時間に終える、というのが大切なポイントだ。
 
会社に到着すれば、すぐさま一日の仕事が始まる。
忙しいときなど、もたもたしていると、優先度さえ考える間もなく、
ハッと気づけば一日が終わっていた、ということにもなりかねない。
 
あらかじめ優先順位を決めておけば、会社に到着した瞬間から、
落ち着いて仕事にとり掛かることができる。
 
また、あらかじめ「やるべきこと」を決めているから、
「どうでもよいこと」に先に時間を奪われることを防ぐことができる。
 
 
仕事は一日で完結できるものばかりではないから、優先順位も、
一日単位、一か月単位、一年単位…の三本立てで行くとよいだろう。
 
その日の優先順位は、会社に到着する前。
その月の優先順位は、その前の月末に考えておくとよい。
 
そして、その年にやるべきこと、あるいはやりたいことは、
正月休みに考えておくとよい。
 

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