あってもあまり役に立たぬものに<借金>と<悪妻>がある。
逆に、あっても邪魔にならぬもの、むしろあった方が良いものに<実力>と<資格>がある。
自分の価値・実力を高めるには、具体的に一歩一歩力をつけるのが一番である。
そういった「本来的な意味」での実力を養うに当っては、しょせんこの世は浮世、資格や肩書きで
その人の価値を判断されることが多いので、とりあえず<資格>の勧めを唱えたい。
よく「実力さえあれば、資格なんて・・・」と、資格を軽視する人がいるが、
人を判断する38パーセントに、その人の肩書・資格があるという事実も無視できないのである。
具体的な能力をつけるための手段として、いま従事している自分の仕事に直接・間接的に
関係のある資格をひとつひとつ順番に取っていくのがよろしいかと思う。
私の場合、例えば英語力養成のための手段として、通訳案内業(ガイド)試験、通訳試験、
英検一級などの資格にチャレンジしてきたし、一方、ビジネスコンサルタントの資格取得なども
おこなってきた経験がある。
少なくともこれらは、いっこうに邪魔にはなっていない。
ただし、「資格マニア」になってもらっては困る。
あまり資格資格と、シカクシメンに構えすぎて、肝心の仕事を疎かにするようなことになると、
「資格者」ならぬ「失格者」になってしまう(笑)。