アメリカに行くと、いつも、
消費を生み出すのが、本当に得意な国だなと感心します。
先日、
ラスベガス、グランドキャニオン、モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、グランドテトン、シアトル
と7カ所に視察へ行ってきました。
その時にも、消費を生み出すのに、このような発想をしているんだと、思ったのが
【Think BIG】の考え方です。
大きく考えろ!
砂漠のど真ん中に、年間5000万人も訪れる観光地を作り
自然を残すために開発をしてはならないという考えで、巨大な自然を国立公園に
世界ではじめて制定したり
とにかく大きく考えることが
新しいビジネスを生み出すことを
考えるのに事欠かない場所です。
(2km×4kmの砂漠にラスベガス、同縮尺の東京都)
(ラスベガスを上空から、筆者撮影)
今回、消費を新たに生み出すものに出合ったキーワードは
「面倒くさい」
これを解消するのが、新しいビジネスになります。
たとえば、いちいちお金を支払うのが面倒、ということで
クレジットカードが出来たり
いちいち、CDを買って、ダビングしてと言うのが面倒だと、ダウンロード販売が出来たり
面倒の解消は、新たなビジネスを考える大きな基軸です。
が、しかし、
その逆がたくさん出てくるようになったというのを確信しました。
つまり、
「面倒の解消」の逆
「面倒を利用する」
例えば、面倒を解消すると、楽になり健康を損なうという発想から
その逆、面倒は、健康に良いという発想になり
ランチ、ファーストフードでは
サンドウィッチを
パンを選び、挟むサラダや具材をたくさんの中から選ぶのが
ものすごく流行っています。
(サンドウィッチ屋さんは、日本でもおなじみのSUBWAYのようなお店が数多くある)
(パン、野菜など多い種類の中から、選び自分好みのサンドウィッチに仕上げる)
選ぶのが面倒なのに
面倒と、健康とが、発想で結びついているので、健康ブームのアメリカでは流行っています。
アメリカ資本では無いですが
アマンリゾートなどは、場所が不便なところにあり
ものすごく面倒なのに
面倒なところにわざわざ出かけた方が
自然に良くリラックスできるという考えになるようです。
(大自然の中にあるアマンリゾーツの1つ、アマンガニ)
新たなビジネスの発想には、
「面倒」というのがキーワードですが
今までの「面倒の解消」というものから
「面倒の利用」という発想が出来る
ということが新しい発見でした。
「面倒」というのを切り口に
いろんなサービス
いろんな商品を
考えるのも1つの手です。