■AIが案内してくれる書店がオープン
以前も書いたが書店の数は1998年から半減し、書店のない市町村も26.2%(2022年9月時点)になるなど、本屋さんを見つけるのも苦労する時代になっているが、東京の蔵前にはAIが本の案内をしてくれる「透明書店」が今年4月にオープンした。
ここはクラウド会計ソフトを出しているfreeeが「スモールビジネスの実情とそれに取り組むユーザーを理解」するために出店した異色の書店で、置いてある3,000冊の本の1/3が小さな出版社や個人の作ったものになっている。
入り口に置かれた縦長ディスプレイには「くらげ」という名前の生成AI・ChatGPTが置かれていて、質問に対応してお店にある本を紹介してくれる新たな接客方法も取り入れている。
「くらげ」は30分毎の売上データと連動して「経営をカジュアルに可視化」しており、その日の売上によって元気度合いが変わるなど、経営状態も「明け透け(透明)」に公開するという試みを行っている。
SNSや生成AIという新たな流れを取り入れた出版や書店が登場し始めている。
======== DATA =========
●「愛するよりも愛されたい」
発行:万葉社
http://www.manyousha.com/index.php/2023/01/26/5/
●透明書店
https://tomei-boookstore.square.site
出店地:東京都台東区寿3-13-14
営業時間:12:00〜14:00、15:00〜20:00
休日・祝日:11:00〜14:00、15:00〜19:00
定休日:火・水
●クラウド会計ソフト freee会計
https://www.freee.co.jp
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