11 フィードバックを続ける
MUSTの中にCANが増えていくと、安心が増して、できることも増えていきます。この状態になっても、フィードバックは欠かさずに行いましょう。上手くいってもうまくいかなくても、フィードバックは継続するのです。CANが増えると、それが当たり前のように感じてしまい、それはそれで本人の成長を止めることがあるからです。そして、MUSTから解放された先に、その役割の中で、本人にWILLが生まれてくるのを支援していきましょう。
こうしたかかわりで、不満と不安が小さくなり、さらなる成長の意欲がもてるようになります。
12 WILL、MUSTをCANに変える関わりでウェルビーイング経営をさらに進める
ウェルビーイング経営とは、創意工夫のもと、従業員が自身のWILLを実現し、同時にMUSTにも取り組んで、個人と組織が共に成長することでもあります。実際、従業員のWILLややる気が高まれば、組織全体の雰囲気や業績向上につながります。また、新しい視点が広がって、イノベーションが生まれる機運も高まります。もちろん、チャレンジすれば失敗もあるでしょうが、その失敗を次の価値につなげるという大きな視点や会社文化を育てることも大事なマネジメントです。
経営者の皆様、従業員のWILLとMUSTをCANに変えていく意識や方法をぜひ取り入れて、ぜひ未来に向けて新しい歩みを進めてください。