「低金利のうちに、財務体質を1ポイントでも2ポイントでも強くしておきたい。」社長として当然である。
決して利益率が大巾に伸びたり、画期的な新商品が次々ヒットすることばかりを期待してはならない。おのずとキャッシュフロー重視やROA改善として節税が守りの大切なテーマとなる。
経理部長に素晴らしい人材を得ることは一番だが、「有能な税理士先生」を顧問に迎えることは、もっと大切な実務である。
昨今、多くの会社に伺うと、税務調査が厳しくなっている事をじっかんするが、皆さんの会社では、いかがですか?
尊敬するM税理士先生から、先週、電話報告が入った。
顧問先の「特別損失処理」にたいする税務調査の終了と、課税ゼロを確定ささるまでの3ヶ月に及ぶ交渉過程の話であった。
詳細は公表できないが、数億円規模の利益圧縮となるために、税務署の追及も執拗であったが「おみやげ」も一切なく申告通りに決着したと。
先生曰く、「従来の政治力はもう通用しなくなった。」「いかに最新の税務知識を使い、論拠を組み立て、交渉し、論破するねばりの強さの時代になったと。