「魅力ある電話応対とは」
◆「ルールの前に姿勢あり」◆
_honbun「時は金なり」という言葉があります。
自分の仕事のことでは、この言葉を実行していますが、
電話応対になると、時間の大切さをすっかり忘れてしまう人を見かけます。
以前、ある会社にお伺いしていたら、電話がかかってきました。
取次ぎ時間が長い。明らかに待たせ過ぎでした。時計で思わず計ってみたら1分22秒。
見ている私がハラハラしているのだから、かけ手の方は電話口の向こうでイライラしているはずでしょう。
やっと名指しの本人が出ているところで、その取次ぎの方が、別件の電話をかけました。
すると、面白いもので立場が逆転して、その人が、待たされているではありませんか。
待つこと2分19秒。1分22秒どころではありません。
どうしてそんなに待たされるのでしょうか。
電話は視覚に訴えられないので、どうしても急ぐことを忘れがちになってしまう。
ここがビジネス電話応対マナーの弱いところなのです。
ぜひ、取次ぎの時には1秒の大切さを心がけて、手順よく動いて欲しいものです。
何もかも便利になっている時代です。電話応対では1分以上待たせない心がけをいたしましょう。
取り次ぐだけでは、いくら感じよく応対ができていても、結果的にはお客様の印象は決して良くなりません。
マニュアルやルールとしてできた応対でも、その前に姿勢として相手を待たせないことを実行しなくてはなりません。