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- 第67回 耳で情報収集”ヒアラブル”
「歩きスマホ」は危険と分かりつつも、SNSメッセージが気になってつい・・・という方も多いのではないでしょうか?
日進月歩のスマホですが、”文字を読む”という点では同じ。受け取る情報が増えれば、さらに「歩きスマホ」を助長しかねません。そんな中、注目されているのが、株式会社ネインのヒアラブルデバイス「APlay」です。
身に着ける電子機器をWareable(ウエアラブル)と呼びますが、APlayはイヤホンのように耳を利用するのでHearable(ヒアラブル)。今回は、実際に「APlay」を使用した感想も含め、製品をご紹介します。
■SNSメッセージを読み上げてくれる!
「APlay」はBluetooth接続のイヤホンと、AndroidOS用のアプリケーションがセットになったシステムです。
Androidスマホにアプリをインストールすると、SNSで受け取ったメッセージやメールの件名部分を音声で読み上げてくれます。実際に利用者の多いSNSサービス「LINE」で試してみました。メッセージを受信すると、発信者の名前とメッセージの中身を読み上げてくれます。
読み上げはイントネーションが自然で、イヤホンは音質が良く声もクリアに聞き取れ、実用性は十分です。また、音声を文字に変換して返信できるのも「APlay」のポイント。受信したメッセージの読み上げ後、声で返答すると、文字に変換されて相手に返信する仕組みです。自分の話した言葉を文字に変換する精度も実用十分。簡単な日常のやりとりなら、文字を読んで文字をタイプする従来の方法よりも、耳と声を利用する「APlay」の方が便利に感じます。
【画像】相手のメッセージを音声で読み上げてくれる。返信も音声で簡単に。
■こんなシーンで便利
〈通勤電車〉
SNSメッセージを受信した際、スマホを取り出さずとも、発信者と用件が分かります。緊急でないものなら安心して後回しに。「了解」程度の返事で済むなら、イヤホンのボタンを押すだけで、予め登録した定型文やアイコンで返信対応できます。緊急を要するものは、スマホを取り出して返信を。人前で音声入力は恥ずかしいので、文字をタイプすることになりそうですが・・・
〈自動車の運転中〉
運転中にスマホの画面に目を遣るのは厳禁。しかし、「APlay」があれば、ヘッドセットで会話するように、メッセージを音声で聴き取り、声で返信できるので、SNSのやり取りも可能です。返信するメッセージや相手を選ぶ必要も無いので、充分に実用的です。
〈何か○○○をしながら・・・〉
テレビを見ながら、本を読みながら、料理をしながら・・・
SNSメッセージやメールを受信すると、スマホが音や光で知らせてくれますが、他の用事をしている時に画面を開いて確認するのは面倒なものです。
そんな時も「APlay」なら手間いらず。一度イヤホンをペアリングしたスマホは、「ハンズフリーモード」として、単体でAPlayアプリが利用できるようになります。つまり、イヤホン無しに、スマホを卓上に置いておくだけで、SNSメッセージを読み上げてくれ、また、音声による返信も可能です。
■さいごに
人間は情報の約7割を目から得ていると言われています。メガネ型で視野に文字情報を表示するウエアラブル端末も進化していますが、これ以上、視覚に頼るのは難しいかもしれません。さらに、中高年になると視力が衰え始め、目も疲れも気になります。
今後もスマホ中心の情報化が進むと考えられ、コミュニケーションの効率化を図る観点からも、APlayを試してみてはいかがでしょうか?