menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第32回 『成功の方程式』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

“何、私が天才だって?成功の99%は努力の結晶だ”といった意味の言葉を残しているのがエジソンだとすれば、ホンダの
創始者である本田宗一郎氏は“99%は失敗の連続だった。そして実を結んだ1%の成功が現在の私である”と言っている。

一所懸命に、人よりも「長い時間」努力すれば成功は得られる。
一般的にはそう信じられているが、それはウソである。
ウソという表現がオーバーであるとすれば、人よりも時間を「効果的」に使って、
それも「正しい方法」でコトにあたれば、成功する確率が高くなると言い換えてもいい。

  成功=情熱×時間×方法

私が考える『成功の方程式』だ。

「情熱・時間・方法」の3つのパイが大きければ大きいほど、結果として成功のパイも大きくなる。
つまり、「情熱」を持って一 所懸命に、時間を「効果的」に使って、「正しい方法」で取り組めば、成功は大きくなるということだ。


ところで、この「情熱・時間・方法」の3つはそれぞれ重要だが、あえて重要度の順位をつけるとするとどうだろうか。

一番はやはり「情熱」である。たとえ失敗の連続であっても、
1%の可能性が残っている限りチャレンジするといった情熱なくして成功はありえない。
次いで 「方法」、3番目が「時間」だろう。
冒頭で、長い時間努力をすれば成功が得られるというのはウソだ、といったのもここからきている。

さて、この「情熱・時間・方法」にスパイスをかけるとすれば、それは「運」という要素だろう。
ある面で、成功は運に左右されるところがあるからだ。

しかし「運」というのは、相当な部分、自分自身でコントロールすることが可能である。
どう逆立ちしても、自分の力ではどうすることもできないものを「宿命」という。「運」とは「宿命」とは違うのである。


「運」を呼ぶには2つの方法
がある。
「肯定的に考える習慣を身につけること」が、ひとつである。
ポジティブになると運が向いてくるはずで、これは時間が解決してくれる。

もうひとつの方法は、「運の強い人と付き合うこと」だ。
運の強い人・明るい人・物事がうまくいっている人と付き合い、
いわばその「氣」を分けてもらう、エネルギーを汲み取るということだ。

私も中堅社員を採用する時は、前の会社で失敗してどうにもダメだといった人は、最初から選ばないようにしていた。
うまくいっていて、元気のある人を採ったし、付き合う相手にしても、強運の人との出会いを大切にしている。



新  将命     

第31回 『二番打者と四番打者』前のページ

第33回 『ツキに恵まれる人、見放される人』次のページ

関連セミナー・商品

  1. 社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

    音声・映像

    社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

  2. 会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

    音声・映像

    会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

  3. ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

    音声・映像

    ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

関連記事

  1. 第31回 『二番打者と四番打者』

  2. 第78回 『やめる、という選択』

  3. 第35回 『机に座って現場は見えない』

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

  2. 第七十八話 展示会後のフォローで差をつける「工場見学の仕組みづくり」

  3. 第219話 少人数私募債の相続対策

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 仕事術

    第76回 有機EL 日本勢が巻き返しの兆し
  2. 社員教育・営業

    第51話 成長課題 管理職の部下育成術(51)
  3. 人間学・古典

    第45講 「言志四録その45」昨日を送りて今日を迎え、今日を送りて明日を迎う。人...
  4. 人事・労務

    第11話 監督署に指摘される管理職と役付社員
  5. 人事・労務

    第116話 年間5日の有給休暇取得が義務付けられました
keyboard_arrow_up