10月30日に東京の銀座一丁目にオープンした銀座通り沿いの「キラリトギンザ（KIRARITO GINZA）」は、「銀座でいちばん、幸せな場所」をコンセプトにした結婚式、結婚記念日、誕生日、ギフトをテーマにした物販、飲食、サービスなど、52店が出店している地上12階建ての大型商業ビルで、「銀座でキラリと光る場所」になってほしいという思いが込められている。
そのため、ビル外観もダイヤモンドのブリリアントカットをモチーフに、光の反射で時間とともに表情を変えるデザインになっており、名前と共に話題になっており、スペインのリゾート地をイメージした全面ガラス張りのチャペルや、屋上ガーデン、結婚式場がある11・12階の「ヴァルデモッサ銀座」、婚約指輪などジュエリー店が並んでいる2階フロア、10階のウェディングドレスサロン、9階のエステ、ネイル、旅行会社、ホワイトニング歯科、「ゼクシィ」相談カウンターなど、結婚式の準備から本番まで網羅したテナントが入居している。
飲食では、地下に国内最大規模の「俺のイタリアン&俺のフレンチ」、4階には原宿で連日行列ができているパンケーキなどハワイの朝食を出す「Eggs 'n Things」や、六本木で人気のNYスタイルのブランチ店「マーサーブランチ（MERCER BRUNCH）」が並んでいる。
また、銀座はこのところ外国人観光客が増えていることもあり、1階には旅行バッグの米「サムソナイト(Samsonite)」のラグジュアリーブランド店「サムソナイト・ブラックレーベル」や、アメリカ発のバッグブランド「ハートマン」などが出店している。
■銀座の再開発
キラリトギンザがある銀座一丁目は、大規模な再開発が進む八重洲や京橋と銀座を繋ぐ結節点だし、銀座地区では2015年秋開業に向けた銀座阪急跡地の「銀座5丁目プロジェクト」、2016年11月に開業予定の松坂屋銀座店跡地の「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」など、大規模開発の建設工事が進行中のため、今後は地域内競争も激化することが予想されている。
数寄屋橋交差点の「銀座5丁目プロジェクト」は、伝統工芸の江戸切子をモチーフにした建築デザインで、上層部に都内最大となるロッテ免税店を誘致する予定だし、銀座通りに面した松坂屋跡地の「銀座六丁目10地区」には、観光バスの乗降スペースを作り、外国人観光客をターゲットにしたハイクオリティ・ハイクラス中心の250～300店が入る計画のようだ。
そのため、「キラリトギンザ」は「ブライダル」を特徴にした施設としたとのことだが、日本を代表する商業地域「銀座」も、これから大きな変化が起こりそうだ。
======== DATA =========
●キラリトギンザ（KIRARITO GINZA）
http://www.kirarito-ginza.jp/
所在地：東京都中央区銀座一丁目 8-19
営業時間：物販：11:00～21:00、飲食：11:00～23:00
●銀座5丁目プロジェクト
●銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業
