menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

新技術・商品

第80回 そこにあるものが「宝物」!

北村森の「今月のヒット商品」

このところ、インバウンド需要をどう取り逃さないか、というテーマを据えた講演やシンポジウムにしばしば招かれています。

 

確かに、ポストコロナ時代の大事なテーマです。大手企業にとっても地域の中堅中小企業にとっても同じですね。また、インバウンドを地域に振り向かせるために奮闘されている方も多いかと思います。

 

私はどう考えているかといいますと…。2つあります。まず「すでにそこにある存在を生かすのを優先すること」です。慌てて何かをこしらえても、成功はおぼつきません。ならば、もう今そこにある要素に光を当てようじゃないか、と。

 

もうひとつは「地域に暮らす人が注目していない商品なりサービスなりが、いきなり脚光を浴びるケースはごく少数」という事実です。まあ、ゼロとはいいませんけれど、成功する確率はかなり低い。以前、インバウンド需要を見事に掘り起こした大手小売企業のMD責任者に聞いたのですが「インバウンドを狙った商品を見つけるために、なにより、地域で局地的にでも売れていたり人気をさらっていたりするものを総ざらいしている」とのことです。私は納得しました。

 

で、今回の本題です。インバウンドに限った話でもなく、旅する人を必ずや惹きつけそうなヒントがここにあるのでは。と感じたのでお伝えしますね。

 

それは、製品ではなくて、一軒の飲食店です。これがまた「すでにその町に根づいている存在」で、なおかつ「町に暮らす人がちゃんと愛している」という事例。なにも飲食店に限った話ではなく、ここからなにかしらの教訓が得られるかもしれないと思い、今回綴ります。

次のページ

1

2

第79回「流儀のある宿」の再開を願って前のページ

第81回 店舗も「プロダクトアウト」だ!次のページ

関連セミナー・商品

  1. 2023年《大ヒット商品の作り方》

    音声・映像

    2023年《大ヒット商品の作り方》

  2. 2022年《超トレンド予測》

    音声・映像

    2022年《超トレンド予測》

  3. 2020年《超!トレンド予測》

    音声・映像

    2020年《超!トレンド予測》

関連記事

  1. 第70回 必然性のある商品開発を!

  2. 第17話「カードケータイ」が示す、ニッチ商品開発のカギ

  3. 第60回 使い方を決めるのは消費者

最新の経営コラム

  1. #2 一流の〈相談乗り力〉-相手になりきって聴く-

  2. 第49回 「お客様第一主義」の根本

  3. 第213回 少数株主からの買取請求を阻止せよ!

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    戦略の見方①「森を見て木を見ず」~「景気」や「業界構造」に惑わされずに、自社の競...
  2. キーワード

    第149回 EV(電気自動車)
  3. 新技術・商品

    第40話 「猛反対」にこそ、ヒットの可能性
  4. キーワード

    第53回(モノよりコト、所有欲より経験欲「タミヤプラモデルファクトリー」)
  5. 人事・労務

    第108話 「5つの人材処遇の節目と人事評価」
keyboard_arrow_up