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第58号「最後までイメージしていた なでしこジャパン」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

ワールドカップ女子にて日本チームが見事に世界でNo1となりました。

久しぶりに日本全体を明るくするニュース、私もロスアンジェルスにて周りの目を気にせず必死に日本を応援していました。

体格的には圧倒的に不利と言われていた日本が見事に日本らしい勝負の仕方で勝利を収めたのですが、何といっても私が注目したコメントは最優秀選手にも選ばれた沢選手の言葉でした。

それは“今日の決勝戦は優勝するシーンしか想像できなかった。日本が青のユニホーム、青のパンツ、青のソックスで戦って、表彰台の上でトロフィーを掲げるシーンまで鮮明に想像できた”

この表現はエンドリゾルトと呼ばれるもので、ようするに自分の最終的な理想形がどれだけ鮮明に見えるか?という点を考えるものです。

過程、オッズ、状況、現実など、全てを無視し、とにかく自分の理想の終わりを考える。

たとえ今現在は方法論など分からなくても、とにかく自分が求めている最後の理想のシーンを考え続けるトレーニングです。

もちろん鮮明なイメージを偽りや強がりではなく心の底からイメージ出来るようになるためには、それに必要な日ごろからの努力、技術的なことも当然大切になってくるのですが、やはり最後にはこのイメージの力というものが大きく左右することは誰もが認めなければならない事実であります。

我々人間は自分が見る方向に寄っていく習性があります。よくアメリカの広い何もない砂漠地帯の一本道でも事故が起こることがあります。

なぜ事故が起こるのか?首を傾げたくなるような場所。

何もない、本当に何もない道にたった一本の柱や看板などがあるだけで、そこに向かって行ってしまい大事故となってしまう。

人は自分が見る方向に寄って行ってしまう習性があるのです。

我々の思考習慣も全く同じです。どこに向かって進むか?何を頭の理想として考えられるか?が確実に我々の頭の舵となり、そちらの方向に向かって進みます。

今日、皆さんはどちらの方向に向かって進んでいますか?どれだけ理想を考えていますか?

忙しい時ほど日々作業に追われてしまっていませんか?

特別な時間を割く必要はありません。寝る前や移動の時間などで構いませんので、自分の理想のエンドリゾルトを考えてみてください。日ごろ退屈な時間さえ楽しい時間に変わるはずです。

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