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社員教育・営業

第144回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方66「社員研修においての通信教育の効果的な活用法」

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「仕事のすすめ方」
◆仕事を円滑にすすめる「コミュニケーションのスキル」◆
 

 前回、「社員研修において、映像教材の効果的な活用法」についてお話しました。今回は「社員研修において、通信教育の効果的な活用法」についてお話します。

 通信教育の特徴は映像教材と違い、受講期間があり、かつ個人ですすめていく学び方です。そのため、受講者に「見ておいてね」や「聞いておいてね」とお任せにしてしまわず、定期的にその進捗状態にあったアドバイスをうまく取り入れると、結果がちがってきます。そこで、私からの提案です。通信教育の教材を媒体としてコーチングのようにすすめると、お互いが学びあえます。コーチングって何という方もいらっしゃるかも知れません。コーチングは、最大限の業績を上げるために、妨げとなる障害を取り除き職場に適応するよう指導することです。一人一人に焦点を当てたコーチングを実現することで、相手が「期待されている・評価されている」という実感が持てるようになります。
 例えば、「コミュニケーション講座」という通信教育をAさんが受けることになったとします。コーチング風に相手とのコミュニケーションをとっていくことになったときを想定して会話の流れを示します。
 
➀相手に対して、あなたはマスクをしていてもわかる目元のやさしい笑顔で、明るい挨拶を先にします。例文:「おはようございます。Aさん、最近仕事の調子はどうですか?」・・・YES/NOで答えられない質問をして、相手が心の内を話しやすく誘導します。

➁突然通信教育の話をするのではなく、まず現状の場を和ませる会話をします。例文:「Aさんは出勤時間がいつも早いですね」・・・「いつも」という言葉を使うことで日々Aさんのことは気にしていますよということが伝えられる。

③今回、会社としてコロナのこの時期なので、学びの時間にしてもらおうと、通信教育の受講で個人の能力を伸ばすことを考えました。例文:「出社時間が早い〇〇さんに仕事に対する真摯さを感じて、受講してもらえればと推薦させていただきたいのですが、いかがですか?」・・・受講してくださいと押しつけずに、相手の意向を聞く方向で話を進めると受け入れてもらいやすい。

④こちらが、そのテキストです。例文:「すぐに返事をしなくても構いません。パラパラと見てください。今、ソーシャル・ディスタンスが言われています。お客様に対する関心の薄さが、それと比例して高くならないかとコミュニケーションに対する不安が社内で出てきています。Aさんはお客様とのコミュニケーションについてどう感じでいますか?」
「・・・・・」
・・・相手が考えている様子のときは、答えを急がせないで、じっと待つ。これは相手に寄り添っていますを伝えるのにとても大切です。

⑤「最近、だんだん必要最小限しか話さないようになってきているように感じます。」「残念だけどAさん、そうよねぇ。」
・・・抑揚のある話し方や頷きで相手の言葉に共感していることを伝える。

⑥「そういうことが敏感に分かるAさんだからこそ、会社の代表として今回の受講を考えてもらえると嬉しいです。ただ一定期間プライベートの時間を使ってもらうことになるし、タイムスケジュールとしても調整可能か、一度持ちかえって明日にでも答えをもらえますか?」・・・答えを考える時間を与えることで自分が尊重されていると感じてもらいやすい。


―――翌朝―――

➀「○○さん、おはようございます。今日も早いですね。」
「おはようございます。昨日の件ですが、最近プライベートの時間をうまく使えていなかったので、よい機会をいただいたと思います。受講させてください。」
「ありがとう、Aさん。ではさっそく課長に報告しますね。Aさん、一つお願いをしてもいいですか?」
「はい。」
「テキストの区切りがよいところで、学んだ内容をAさんが先生役で私に教えてもらえますか。私も内容にとても興味があるし、二週間に一度でも一ヶ月に一度でもかまわないので最後まで教えてもらいたいです。」
・・・人に教えるという、もう一つのモチベーションを与えられる。
 『受講生を先生役に』は、人に内容を伝えるには本人がよく理解をしていないと話せませんので、通信教育の一定期間をずっと伴走出来るとても良い方法です。
  
■松尾友子氏
【通信教育】ビジネス・コミュニケーションスキル講座の詳細はこちら

 

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