太平洋戦争が終結した後、高級将校たちが集まって反省会を行った。
そこで出てきた発言は、
「自分は始めから負けると思っていた…。戦争には反対だった…。」
という、耳を疑う自己弁護ばかりであった。
仮に、本当に失敗したのは他人のせいで、
自分自身は正しかったとしても、
これではリーダー失格である。
人間には二種類の人がいて、それは、
「過去の経験や失敗から学ぶ人と、学ばない人である」
である。
失敗から学ぶことができてこそ、人は成長する。
失敗するからこそ、次のチャンスで失敗の経験が生かせるのだ。
失敗しても、他人のせいや運が悪かったせいばかりにして、
失敗から何も学ぼうとしなければ、同じ失敗を何度も繰り返すことになる。
一回目の失敗は経験である。二回目は確認である。
ここまでは周囲は認めてくれる。
だが、三回、四回と同じ失敗を続けているのは愚鈍の表明であり、
だんだんと人の視線が冷たくなってくる。
冷ややかな視線の意味するところは、「このバカ者!」である。
バカ者には、到底リーダーは務まらない。
人生には失敗がつきものだが、バカ者とは失敗から何も学ばない人間であり、
リーダーとなり得る人とは、失敗から学び成長の肥やしにできる人間である。
「七転び八起き」という言葉がある。
転んだら起き上がればよい。
松下幸之助翁の言葉にも、「コケたら立ちなはれ」というのがあるが、
転んだ経験からしっかり何かを学ぶことを、「転んでもただでは起きない」という。
失敗から学ぶには、何が大事だろうか。
他責の人は、永遠に失敗から学ばない。先ずは自責であることが肝心だ。
どんな原因で失敗しても、失敗は失敗である。
失敗を公然と認めることは、時にしんどい思いをする。
さらに、それを自分が間違っていたためと認めるのはつらい。
しかし、そこから逃げていては、永遠に成長はない。
「原因自分論」を信じて実践する自責の人であってこそ、
真のリーダーになり得るのだ。