こんにちは!1位づくり戦略コンサルタントの佐藤 元相です。
近年、将棋界で驚異的な活躍を見せる藤井聡太プロには、多くの対局経験があることが注目されています。
彼の対局数の多さが彼の勝利の秘訣となっているのか、その理由を考えてみたいと想います。
ランチェスターの法則を将棋に応用
1914年にフレデリック・ランチェスターは、自動車製造販売の事業を売却したのち、航空工学の研究を重ねる過程で、「ランチェスターの法則」という数理モデルを発表しました。この法則の中に「量7分で質3分の原則」というものがあります。総力を「10」とした場合、「量の分野×質の分野」を7対3の配分で成果が最大になるといいます。
この考え方を将棋に応用すると、藤井聡太プロの取り組みから学ぶことが多くあると感じました。
彼は5歳で近所のふみもとこども将棋教室へ通い始め、将棋の基本を学びます。幼稚園年長の頃より聡太は名古屋、岐阜、岡崎などあちこちの将棋大会に参加し始め優勝を重ねました。
将棋教室の文元先生は、この頃に「名人の上を目指せ」と藤井少年に言うようになったといいます。そして彼は、小2でネット将棋を指しはじめ、中学2年生までネットでの対局数は約1500局。若干15歳でプロ入りし、多くの対局を経験することで将棋の技術や戦略を磨いてきました。
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