蒸し暑さを感じる日が増えてきました。
以前よりもエアコンの冷房を入れる頻度や、喉が渇きやすいと感じる機会が増えている方もいらっしゃるでしょう。
温かくなると、寒い時よりも、汗や呼吸を通じて無自覚のうちに失われる体中の水分量が増えていきます。「喉が渇いた」という感覚が湧いてきた時は、既に身体に必要な水分の1~2%程が失われているというサインでもあるのです。
年齢によって変動はあるものの、身体の60~70%は水分でできています。
脳も60~65%程が水分です。この水分があることで脳と体の隅々まで、エネルギーとなる酸素や栄養素を運ぶことができています。
つまり、「喉が渇いた」と感じたら、脳と体の水分不足で、最高のパフォーマンス引き出せる状態ではないのです。
実際、喉が渇いているか否かによって、集中力と判断力を必要とする課題(画面上に正方形が表示されたら素早くボタンを押す)のパフォーマンスが変わるかを調べた研究によると、喉の渇きを感じていない時には、水を飲んだ人と飲まなかった人との間に反応時間に違いがなかったものの、喉の渇きを感じている時に水を飲まなかった人は、反応時間が明らかに遅かったことが示されています。
このように、高いパフォーマンスを出そうとするなら、
「喉が渇いている」水分不足状態を放置してはいけないのです。
「喉が渇いたので、水を飲む。」
日常で何気なくやっていることではあります。
ところが、高齢になるほど、水分の枯渇に対する感度が低下するとも言われています。
自分の体の反応をいつも気にかけて、積極的に水分を補給することは、自分の脳がベストパフォーマンスを引き出せる状態にするために大切な脳コンディショニングなのです。
これから、真夏に向かってさらに暑くなっていきます。
こまめに水分を摂る事の習慣づけはもちろんのこと、自分の調子がよくなる水分摂取の回数や量に注意することも良いでしょう。
そこで、トップに立つ人ができる今月の月刊脳番地トレーニングは、
「1つの仕事に取り掛かる前に、コップ一杯の水分を補給する」です。
是非、今月はこのトレーニングを実行して、脳コンディションを整えていきましょう。
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