日本は古くから、
人を大事にする経営とか
人は資産と言われます。
しかし、
OJT以外の人材投資の国際比較を見ると
GDP比で
2010年~2014年
アメリカ 2.08%
フランス 1.78
ドイツ 1.20
イタリア 1.09
イギリス 1.06
日本 0.10
と極端に少なく
日本は
1995年~1999年 0.41%
2000年~2004年 0.33
2005年~2009年 0.15
2010年~2014年 0.10
と、年々減少しています。
額としても
この間ほとんどGDPが変わらないので
減少していることになります。
社外学習・自己啓発を行っていない人の割合
日本 46.3%
ニュージーランド 22.1
オーストラリア 21.5
香港 18.3
シンガポール 18.3
台湾 13.0
韓国 12.3
マレーシア 7.4
フィリピン 6.4
中国 6.3
タイ 5.7
インド 4.9
インドネシア 2.3
ベトナム 2.0
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/APAC_2019.pdf
日本は、学校を卒業した後
企業は人材教育に投資をせず、個人でも学んでいないようです。
だから、学ばせている会社、学んでいる個人は
他と差がつきやすいのです。
だからこそ、教育やチームビルディングが
有効になってきます。
日本は、人口減少しているし
経営者が思っているよりも、早く多く人口減少しています。
だから、人出は間違いなく不足するし、採用しにくくなります。
なので、少数精鋭が組織では大切な方向性になっていくのです。
少数精鋭部隊を作るには、2つの要素が必要です。
1つ目は、「スキル」
なんと言っても、能力は、高い方がよいです。
そのためには、
仕事好き、勉強好きの人を集めることです。
そして、そんな人には
・研修の実施をする(欲している研修を与える。)
・本のプレゼント
・視察をする(読むより体験が勉強速度早める早める)
人が成長するには
本を読む、人に会う、旅をする
が、大切なのです。
2つ目は、「チームワーク」
チームワークは本来、日本人が得意な分野。
チームワーク向上のために
・共通目標を持つ
・合言葉を持つ
・コミュニケーションをとる
そのために、雑談をする、お互い感謝をする、プラス言葉を使う
・リーダースキルを高める
必要なのは愛と責任
そして、評価を高頻度でする
評価は、査定ではなく成長のすりあわせをする
この方法で
どんどん、少数精鋭の
生産性の高い利益体質の組織を
日本の未来のためにも、作って欲しいです。
参考文献)
経済産業省 未来人材ビジョン 令和4年5月より
参考文献)
厚生労働省 令和4年版 労働経済の分析より
厚生労働省 毎月勤労統計より
経済産業省 未来人材ビジョン 令和4年5月より
NTTコムリサーチと日本経済新聞社による共同企画調査
労働政策研究・研修機構より
経済産業省 未来人材ビジョン 令和4年5月より
最強をめざすチームビルディング―潜在成長力を引き出すコーチの取り組み ジェフ・ジャンセン(著)より
人と組織の行動科学 伊達 洋駆(著)より
HBR 2008.11 決められないチームへの6つの対処法 より
HBR 2008年3月号 協働するチームの秘訣 リンダ・グラットンロンドンビジネススクール教授 より
最強のポジティブチーム ジョン・ゴードン (著) より
アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方 マイケル アブラショフ (著)より
HBR 1998年1月号 成功するマネジメントチーム 6つの戦術 キャサリン・ M・ アイゼンハートスタンフォード大学教授より
2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39 ブライアン・コール・ミラー (著) より
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